ペテガリ岳周辺地図 YAHOO地図 国土地理院
ペテガリ岳、神威岳
ペテガリ山荘→ペテガリ岳
林道分岐→ペテガリ山荘
- 登山日 2008年8月12日〜14日
- 移動行程
前半は東北地域の山 神室山、焼石岳 、和賀岳 を登る。
2008-08-12〜14 ペテガリ岳
(フェリー)〜苫小牧(7:30)→日高自動車道→門別IC→三石・萩伏→元浦川林道→(10:30)[林道ゲート]
林道ゲート→元浦川林道→三石・萩伏→門別・とねっこの湯→鵡川[道の駅・四季の館]泊
2008-08-15 周辺を観光
道の駅→タンポポ公園→シシャモの大野商店→二風谷ダム→義経神社→振内→[幌尻岳林道ゲート]泊
2008-08-16 幌尻岳
林道ゲート→門別IC→八雲IC→森町カルデラ温泉[ふれあいの里]→[道の駅・YOU遊もり]泊
2008-08-17〜18 渡島駒ケ岳
道の駅→銚子口三合目登山口→流山温泉→函館・青函FT〜青森FT(18:30)→徹夜運転→(6:30)自宅
- 登山行程
2008-08-12 林道ゲート→ペテガリ山荘
6:30 元浦川林道ゲート(10:30)→(13:45)林道分岐→道間違い(30分ロス)→(15:45)峠→(17:30)ペテガリ山荘泊
2008-08-13 ペテガリ岳往復
5:20 ペテガリ山荘(5:00)→1050mピーク→1301m展望台→鞍部→(10:20)ペテガリ岳
3:40 ペテガリ岳(11:00)→鞍部→1301m展望台→1050mピーク→(14:40)ペテガリ山荘泊
2008-08-15 ペテガリ山荘→林道ゲート
6:00 ペテガリ山荘(4:30)→道間違い(2時間ロス)→(7:30)峠→(8:30)林道分岐→(12:30)元浦川林道ゲート
- 詳細
2008-08-12 林道ゲート→ペテガリ山荘
神威山荘迄13Km林道ゲート ⇒
林道分岐を真っ直ぐ行く ⇒
林道分岐を左へ ⇒
分岐付近のシカ ⇒
渡渉点へ ⇒
最初の渡渉 ⇒
この林道分岐を真っ直ぐ ⇒
林道分岐を左へ ⇒
マダニが降る沢を行く ⇒
滝が現れる ⇒
滝をトラバース ⇒
上流部を行く ⇒
笹薮の峠に到着 ⇒
峠を下る ⇒
植林地より来た方向 ⇒
林道分岐の沢(帰り間違う) ⇒
ペテガリ沢のペテガリ橋 ⇒
ペテガリ山荘に到着 ⇒
和賀岳を下りてからクツ、シャツ、スパッツ等の洗濯をし時間をとられる。
直行すれば八戸発17:30発に充分間に合ったが、その後の22:00発となる。(キャンセル待2番)
八戸で時間的余裕が出来、新八温泉で2時間程入浴し東北の山の疲れを癒す。
フェリーはガソリン高騰で車が少なく船倉はかなり空いていた。2等客室は満員、1等にクラス変更、8500円アップ。
苫小牧FTに翌日7:00過ぎに着くが、一番最後の下船となり港の出発が7:30近くになってしまう。
門別まで無料の高速道路が開通しており、登山口である元浦川林道ゲートまで約3時間弱で着くことが出来る。
ゲートには6台の車が止まっている。ほとんど道内の方の車である。入林届に記帳して出発。
神威山荘手前の林道分岐まで約13km、3時間黙々と歩く。曇りなのでそれ程暑くなく助かる。
林道は崩れている所、荒れている所があり通行不能状態、しかし道程の半分は走れるし、地元の車は走っている。
林道分岐手前に来るとご夫婦とすれ違う。ペテガリ岳に行ってきたとのことで情報をいただく。
しかし聞き違い?勘違い?の情報であったため、この先で30分程ロスすることになる。
一つ目の林道分岐を過ぎ、二つ目の林道分岐で、沢に下って行く。標識はない。
途中に自転車が2台、更にその先の渡渉点に1台、乗り捨ててある。
最初の渡渉点から2〜300m行くと、3つに林道が分れる(右は廃道風)。ここは真ん中、真っ直ぐ行くのが正解。
すれ違ったご夫婦の奥さんに左へ行くように教えられた?ので渡渉して入って行くと植林帯で30分程右往左往する。
戻って沢沿いに更に暫らく奥へ行くと、再び3つに林道が分れる。渡渉してここを左に入ってゆく。
教えられたのはこの地点のことであった。ここからは赤テープを追って沢を登って行く。
小沢なので水量は少ない。蜘蛛のような虫(真ダニチャン)がバラバラと飛んできて気持ちが悪い。
足に突起があるのか払ってもなかなか落ちない。肌につくとチクチクする。コリャたまらんチン!
滝をまき、幾つかの枝沢分岐を、テープの有る方向に登って行く。沢の上部はかなり急で笹を掴んで登る。
着いた峠はヤブで此処を右へ20m程行くと沢の下降点に出る。ここもかなり急である。
沢を下って行く途中で男性2人組とすれ違う。ペテガリ岳を往復して神威山荘まで行くとのこと。
沢を下り終え多少藪漕ぎをすると植林地帯に出る。
ここから再び、ペテガリ山荘まで長い林道歩きが始まる。川沿いにテクテク歩いてゆく。
3つ枝沢を横切る。最初の枝沢は右から林道が合流し、分岐になっているので帰りは注意が必要である。
*我々は帰り、ここを右(帰りは向かって左)に入ってしまい2時間強ロスしてしまう。
ペテガリ沢にかかるペテガリ橋までくればもう少しである。山側から落ちてくる水場が2箇所有り喉を潤す。
ペテガリ山荘に着くと北海道内の方2名×2組、4人がおられた。1組は今日ペテガリを往復し明日下山予定。
もう一組の方は明日から山頂2泊、往復とのこと。薪ストーブがあり小屋外の水場で汚れ物を洗い乾かす。
就寝まで色々な情報をいただく。
2008-08-13 ペテガリ岳往復
雨の中、山荘を出発 ⇒
小沢を渡る ⇒
熊笹深い藪 ⇒
山頂まであと5km ⇒
変形したシラカバ ⇒
山頂まであと3km ⇒
展望台を行く ⇒
鞍部に到着 ⇒
山頂まであと1km ⇒
ガスル山頂 ⇒
ペテガリ岳にて ⇒
日高の峰 ⇒
下山開始 ⇒
藪のお花畑 ⇒
ペテガリ山荘に帰着 ⇒
昨夜から降り始めた雨は朝も降っていた。しかし霧雨に変わっている。登れないことはない。
カッパを着て出発する。小沢沿いに行き、横切って暫く登ると、藪っぽくなる。この状態は山頂直下まで続く。
1050mのコブを過ぎた当たりで先行していた、山頂二泊予定のお二人を追い越す。
小屋から1200m付近までの急登を登りきると平坦部になり、この先は標高差約100mの範囲でアップダウンが続く。
雨は止み、尾根上の樹木は薄くなっているがガスで依然展望は全く無い。
長いアップダウンを終え1301mの展望台を過ぎると、鞍部まで100m強下る。鞍部は草の小広場となっている。
ここからが大変で、山頂まで標高差約550mの登りを着実に登って行く。
1400m付近でコイカクシュサツナイ岳から縦走してきた川崎の青年とすれ違う。
山頂はガスっているが晴れていて、多少幌尻岳方面が見えるとの情報をいただく。
気を良くして山頂まで一生懸命登る。着いた時も同じ状態で、何とか幌尻岳方面を暫く見ることが出来た。
神威岳方面は雲の中で全く見えない。晴れる確率20%の日高である。この程度見えればよしとせねば。
帰りも長丁場、あまりゆっくり出来ない。昼食し直ぐ下山にかかる。
展望台に戻ると行く時追い越したお二人とすれ違う。大きな荷物の割には早い。挨拶して先を急ぐ。
1050mのコブに来ると、すれ違った川崎の青年を追い越す。この頃から、徐々に疲労が濃くなってくる。
今日は神威山荘まで出来れば下りたいが・・・濃いガスから再び霧雨に変わる。
ペテガリ山荘に着いた時はもう気力が失せて、もう一泊することにする。
残った時間で洗濯をしストーブに火を点け乾かす。今日は道内の単独&渓流釣りの方、川崎の青年と同宿だ。
川崎の青年とゲートで時間が合えば駅まで送ることを約束する。
2008-08-14 ペテガリ山荘→林道ゲート
朝の林道を行く ⇒
間違えた林道で鹿と遭遇 ⇒
峠に向かって登る ⇒
キツリフネ ⇒
峠から岩場を下る ⇒
沢を下る ⇒
倒木帯を下る ⇒
最初の渡渉点に戻る ⇒
オオハンゴウソウがあちこちに ⇒
翌朝、荷物の大きい川崎の青年が先に出発する。暫くして我々が出発する。
3箇所の小沢を横切るが、最後の沢は林道分岐となっている。ここを右に行くべき所を左に行ってしまう。
何度も行ったり来たり。結局、正しいルートが判るまでに約2時間強を要してしまう。
途中、ゲート近くでトラックに拾ってもらう。ゲートに着いた時は予定時間を大幅にオーバー12:30となっていた。
車に川崎の青年の書置きが。1時間前に京都の方と一緒に他の車で出発したようである。
三石に戻る途中、歩いている人がいなかったので最寄駅に無事着いたようだ。責任を感じていたが一安心する。
明日は雨の予報。幌尻岳登山は翌々日とし、門別の「とねっこの湯」で入浴し鵡川[道の駅・四季の館]で宿泊する。
- 一言
長い林道、雨露の付いた笹藪の登山道、悪天候の3日間、苦労だけが思い出として残った山となる。