中ノ尾根山周辺地図 YAHOO地図 国土地理院
- 登山日 2012年10月12日〜14日
- 移動行程
2012-10-11 移動
舞阪→県65→浜北→国152→水窪→草木トンネル→渡本→[白倉川ゲート]泊
2012-10-12〜13 中ノ尾根山→合地山
2012-10-14 三又山→白倉山→平森山
[白倉権現ゲート]→渡本→山王峡→水窪→国152→浜北根堅→極楽湯佐鳴台店→自宅
- 登山行程
1日目(10月12日)
7:10 白倉権現ゲート(6:00)→白倉川橋(8:10)→西俣沢→(11:40)尾根取付点→北西尾根→(13:10)中ノ尾根山
2日目(10月13日)
7:40 中ノ尾根山(6:00)→1940鞍部→(9:00)合地山[三角点W峰往復1:30](10:50)→1940鞍部→(13:40)中ノ尾根山
3日目(10月14日)
8:10 中ノ尾根山(6:00)→2251P→(7:20)三又山→(8:20)笠松山→(9:30)白倉山→(10:50)平森山→
ルートミス2回[0:30ロス]→(12:40)林道→(14:10)白倉権現ゲート
- 詳細
★1日目(10月12日) 白倉権現ゲート→中ノ尾根山
駐車場を出発 ⇒
白倉権現前のゲート ⇒
西俣沢白倉川橋取付点 ⇒
右岸の梯子を登る ⇒
広い河原を行く ⇒
水量がやや多い ⇒
滑らないように ⇒
廃林道終点の放置車 ⇒
沢からの2251Pドーム ⇒
沢分岐を右へ ⇒
岩がゴロゴロ ⇒
沢分岐ヲ真ッ直グ(左) ⇒
ソノ先ノ沢分岐ヲ右ニ行クト
入口で小滝の高巻き ⇒
よじ登る所も ⇒
源流に近い ⇒
北西尾根ノ枝尾根ニ取付ク ⇒
枝尾根を登る ⇒
キノコを見かける ⇒
笹を漕いで北西尾根へ ⇒
2251Pドームを左手に ⇒
中ノ尾根山にて ⇒
白倉林道ゲートの200m程手前にある駐車スペースで車中泊する。
翌日白倉林道を2時間ほど歩き白倉川橋に到着する。
向かって左、右岸にある階段状の板で堰堤を乗り越え、西俣沢の広い川原に下り立つ。
少し奥に行くと多少川幅が狭まり沢らしくなる。右岸左岸と渡渉しながら進む。
昨日の雨で水量がやや多いような気がするが、ナントカ靴を履いたまま対応出来る。
足場を作るため岩を沢に投げ入れたり、戻ったりするのでヤヤ時間がかかる。
暫くすると右岸に小屋跡、沢に放置ワイヤーロープ、その先の左岸に放置車両が数台、バスもある。
林道終点の筈だが林道が跡形もなく流されていて、山の孤島のような感じとなっている。
この先も右岸左岸とルートを探り、渡渉しながら進む。
右カラ水量の多い沢が間隔をおいて二つ合流する。二つ目で向かう先の沢の水が無くなる。
チョット心配、伏流水が出ている所があったので3L、満タンにする。チョット早いが・・・重い!
この直ぐ先で沢は二手に別れる。右に進むが小さな滝となっており小さく高巻く。
更に登っていくと三又山と中ノ尾根山鞍部が源になる沢分岐に出る。
ここを右、鞍部方向に登っていく。徐々に傾斜が増してくる。沢の幅が狭まり先は・・・
水量は減ってはいるが、このまま登ると靴、服が濡れそうである。着替えも下着程度しか持っていない。
10月の2000m超の山、15時を過ぎれば冷え込んでくる。風、日射しも期待できない。乾かすのは困難だ。
ヨッシ適当な所で中ノ尾根山から派生する北西尾根の枝尾根に取付こう。登りやすそうな所は・・・
ここは・・・上を見上げる・・・何とかなるだろう。かなり急だが草付きで足場がナントカ確保できる。
小木、大木の根、草、岩を利用して登ること約30分、はびこる笹の背丈が腰くらいある境界に出る。
もう安心だがこの先どう登ろうか?荷物も重たいし・・・
獣道を利用しながらガサゴソ、回り道をしながら笹を漕ぎ登ると、 2009-10-11に登り見覚えのある山頂に着く。
林道、沢、エスケープ尾根、笹漕ぎ、もうヘトヘトのヘト!早速テントを低笹を押しつぶすように張る。
ウイスキーを飲むと直ぐ酔いがまわり・・・2時間程で目を覚ますと頭が窪んだ所、頭に血がのぼり変な気分。
もう夕食を食べたくない。こりゃマイッタ。
★2日目(10月13日) 合地山往復
朝日に向かって出発 ⇒
光岳を前方に ⇒
合地山に向かって ⇒
笹原を漕ぐ ⇒
ヌタ場がアチコチに ⇒
倒木帯もある ⇒
不動〜黒法師〜黒沢山 ⇒
T峰ト六呂場・黒沢間ノP ⇒
光〜信濃俣(手前ハ千頭山) ⇒
池口岳〜光岳 ⇒
1940鞍部付近を行く ⇒
中ノ尾根山を振り返る ⇒
鶏冠〜池口〜加加森 ⇒
1940鞍部からT峰へ ⇒
平坦なT峰 ⇒
TとU峰の鞍部を行く ⇒
合地山最高峰U峰にて ⇒
倒木を超えて ⇒
倒木帯を下る ⇒
V峰付近:
大根沢山と富士山 ⇒
慎重にV峰を下る ⇒
▲・W峰にて ⇒
木・岩を掴んでV峰へ ⇒
中ノ尾根山に戻る ⇒
今日は合地山を往復して、あわよくば白倉山まで行きたい。空荷なので往復5〜6時間程度を予想する。
完全に明るくなった6時に山頂をスタートする。始めのみテープがある。先は???
踏跡をたどるとシカ道で違う尾根方向に向かっている。よし踏跡を頼らず方向を定め進もう。
1940鞍部までやや急な下りが2ヶ所あるが、ホトンド緩やかな笹の尾根である。
隠れた倒木があるので脛をウタナイヨウニ・・・アリャやってしまう。この先も・・・マイッチャウネ!
でも樹間、所々にある樹木の切れた所で南ア深南部のソウソウたる山々を望むことが出来る。
右には黒法師岳、不動岳、六呂場山など、左には池口岳、光岳、信濃俣、千頭山などが・・・イイネ!
鞍部から先は尾根が細くなりルートの見極めもしやすくなる。
しかしモミ?シラビソ?の小木が群生、枝を伸ばし倒木とあいまって行く手を邪魔している所がある。
ウエストポーチを閉め忘れ葉がどっと入る。シマッタ!カメラのレンズにこのゴミが入ったら大変だ。
鞍部から標高差210mを登り切ると平坦なT峰に着く。赤テープがあるだけの小広いピークである。
そして一旦下って登り返すとU峰、合地山の最高峰、イワユル山頂である。ここには山頂標識がある。
樹木に囲まれた平坦地で、かろうじて樹間に中ノ尾根山が見えている。
もう9時、ここまでノンビリ歩いて来たので3時間もかかってしまっている。
三角点まで行けば10:00だ。どうしようかな・・・今日は合地山往復だけ、行ってみよう。
この先のV峰は取るに足らない小ピークである。ここから鞍部に下る斜面は短いがナカナカ厳しい。
足場を確認、木につかまりながら下り、緩やかに登り返すとW峰に着く。
待望の▲・とゴタイメ〜ン、特等かと思ったら何と三等であった。展望はホトンドない。
サァ戻りだ。V〜T峰を通過、1940鞍部から中ノ尾根山までは標高差350m強、キツイ登りは無い。
しかし距離が長く笹原、ルートファインティングで時間が予想よりかかってしまう。
山頂に近づくと踏跡とテープがあり、それに釣られてしまう。どうも中ノ尾根山の北鞍部方向だ。
方向を修正して山頂に戻る。そして山頂にもう1泊する。
★3日目(10月14日) 中ノ尾根山→三又山→白倉山→平森山→白倉権現ゲート
中ノ尾根山を去る ⇒
笹原ヲ下リ2251Pドームヘ ⇒
池口岳、聖岳、光岳 ⇒
光岳〜信濃俣 ⇒
鞍部の笹原を行く ⇒
鞍部のガレを覗く ⇒
登り始めるとカバンが・・・ ⇒
ガレの際を注意して ⇒
2251Pドームにて ⇒
2251Pドームカラノ中央ア ⇒
鶏冠・池口ヲ前方ニ三又山ヘ ⇒
三又山にて ⇒
三又山カラ2251Pヲ望ム ⇒
三又山からの白倉尾根 ⇒
三又山の肩から下る ⇒
連続する倒木帯 ⇒
浜松最北地ノ笠松山ニテ ⇒
苔ムシタ倒木帯 ⇒
白倉山手前カラノ黒沢山 ⇒
白倉山にて ⇒
ソノ先ハ倒木ガ多クナル ⇒
平森山にて ⇒
平森山の杣道を下る ⇒
林道に出る ⇒
今日は白倉尾根にある浜松最北端の地を拝み、白倉山の山頂を踏み、平森山から下山予定である。
山頂から北に真っ直ぐ下りてゆく。始めはテープがあるが直ぐに無くなる。
方向を定め紅葉の始まったP2251ドームに向かって笹原を漕いで下って行く。
痛ッ!倒木の枝が脛に。今日もか、もう脛は傷だらけ。この先も・・・
半分くらい下ると展望が非常に良くなる。この展望はP2251ドームを超え三又山まで続く。
南アルプス深南部、中央アルプス、伊那谷の山々、水窪の山々、これから歩く白倉尾根、スゴ〜イ!!!
笹と倒木、見えない凹みでスベッタリ、ヒッ転んだりしながら鞍部に着く。
ここから先は西側がガレている。アレが取付いた枝尾根、その先に白倉尾根、熊伏山以南の山、中央ア・・・
ドームへは尾根の東側斜面の笹原の中に踏跡があるが、これを行くと笹でスベッテ大変だ。
ガレの際を行くと歩きやすい。でも落っこちたら数百メートル、チョット痛いので慎重に登る。
笹の斜面を経て2251Pドームのピークに立つ。樹木に囲まれているが西側は中央アまで望める。
ドームから北斜面の下りは岩の痩せ尾根である。足元に注意して下り少し登ると三又山に着く。
オヤ!?お一人いるではないか・・・何処から?
東区の浜勤山会のお若い方で朝日山〜中ノ尾根山〜黒沢山〜奈良代山を縦走するとのこと。
自転車利用とのことだが、すごいですね1泊2日で歩くとは。
三又山の肩から多少テープ、踏跡のある急坂を下り、倒木がアチコチにある緩やかな尾根を進む。
暫くするとピークではないが浜松最北端の地、2013標高点に着く。笠松山のプレートがかかっている。
ここから先も倒木帯が現れ、笹も。しかし踏跡はシッカリついていて思っていたより程度はいい。
白倉山手前に来ると樹木が無くなり南の展望が大きく開ける。
笹原の向こうに三又山〜中ノ尾根山〜黒沢山〜奈良代山〜水窪の山々を望むことが出来る。
この先樹木がまばらな笹原を行くと山頂標識のある白倉山に着く。
浜松最北端の山、目だったピークではないのがチョット残念である。
ここから先、進むと北側に踏跡がある。ルート?暫く行くと下りはじめる。チョット心配、尾根上を歩く。
しかし倒木、倒木また倒木、これでもかと出てくる。笹が枯れていて助かる。少し苦労、何とか通過し平森山ヘ。
平森山の山頂直前で何か書いたテープがある。確認すると「左が正しい。尾根の北側を巻いてゆく。」とある。
なあ〜んだ。そのまま来れば苦労しなかったんだ。
朝日山マデ行ける時間だが、平森山から昨年登ったルートで林道に下る。
ヒノキ精英樹の標柱のある中ノ尾根山展望地を過ぎ順調にピンクテープを追って・・・
アレッおかしい。通行不能、2回もルートを外れてしまう。一年たつと記憶もあてにならないね。
下りの林道は早い。栗を拾ったり、アケビを拾ったり、朝日山登山口で休息しゲートに着く。
ゲート前に1台県外車が止まっている。ゲート前は反転地、ダメデスヨ!チャンと所定の場所に止めなきゃ。
白樺荘近くの湧き水を汲み、極楽湯佐鳴台店で2時間強リハビリし21時過ぎに帰宅する。
- 一言
山登りの全ての要素・魅力が詰まった山域、期待通りで今年登った山のNO.1だね。