信州百名山

P1尾根 → 西岳 2053m → 八方睨


     戸隠山周辺地図      YAHOO地図      国土地理院

    

  • 登山日         2013年9月22日

  • 移動行程

     2013-09-20     移動

      自宅→本長篠→田口→平谷→「昼神温泉」入浴→飯田山本IC→HAオアシス[小布施]泊

     2013-09-21     荒倉山

      →信濃町IC→戸隠→今井→荒倉キャンプ場→龍虎トンネル[荒倉山]→中社「神告げ温泉」入浴→鏡池P泊

     2013-09-22     P1→西岳→八方睨

      鏡池P[西岳]→県36→鬼無里→県86→小川→県31大町街道→道の駅「ポカポカランド美麻」入浴&泊

     2013-09-23     虫倉山

      道の駅→中条太田・不動岳滝P[虫倉山]→国19→豊科IC→飯田山本IC→平谷ひまわりの湯→田口→自宅

  • 登山行程

      4:40  鏡池P(4:40)→西岳登山口(4:50)→渡渉×3→採草地×3→P1尾根→P1→(9:20)西岳

      4:40  西岳(9:30)→本院岳→方向転換点→八方睨(12:20)→戸隠神社奥社→随神門→(14:10)鏡池P

  • 詳細

    ●鏡池→P1尾根→P1→西岳

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    前日登山口を確認 ⇒
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    暗い登山口を入る ⇒
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    最初の渡渉 ⇒
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    更に2回渡渉する ⇒
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    水抜きコンクリ管を通過 ⇒
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    採草地1に出る ⇒
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    採草地2を行く ⇒
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    採草地3を行く ⇒
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    樹林帯に入る ⇒
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    岩の急斜面になってくる ⇒
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    展望地:行く手の尾根 ⇒
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    展望地:ダイレクト尾根 ⇒
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    基本は樹林帯の中 ⇒
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    展望もアチコチで ⇒
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    大岩から先はキビシイ ⇒
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    頭上の岩の塊に向かって ⇒
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    壁の左を進む ⇒
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    熊の遊び場を通過 ⇒
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    足場のある岩壁を直登 ⇒
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    草付き岩を慎重に ⇒
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    高度感あるクサリ場を登る ⇒
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    クサリ無し、岩にしがみつき ⇒
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    西岳を前方に ⇒
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    無念の峰を通過 ⇒
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    ここがもっとも危険? ⇒
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    蟻の戸渡を通過する ⇒
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    疲れた体には堪える壁 ⇒
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    もう少しだ! ⇒
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    P1に到着 ⇒
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    P1からは稜線漫歩 ⇒
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    ヤマハハコの群落 ⇒
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    白馬等北ア連山を望む ⇒
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    シラタマが咲く ⇒

    今回の山旅のメインは戸隠山群の西岳である。前日に荒倉岳を登り早めに鏡池Pに来て明日に備える。
    翌日暗い4:40にヘッドランプを点けて出発する。登山口で届を出して沢沿いの道を下っていく。
    しかし暗いので歩きづらい。つまずかない様に・・・

    登山口から約30分明るくなり始めた頃に渡渉点に着く。ロープを頼って沢に下り渡渉、ジメジメ道を奥へ。
    その先にも2ヶ所の渡渉がある。ヤヤ増水しており3ッ目はチョコット上流に行き渡渉する。
    そして右岸の尾根斜面を登って行くと太いコンクリート管が現れる。水抜き用かな?

    更に登って行くとアレレッ、林道が来ている広場に出る。昭文社の地図には採草地の記載がある。
    ここは樹木で仕切られ3区画になっている。花が咲き前方には目指すP1〜P3の岩峰群が見える。
    ここまで車で入れれば往復するのみなら時間的にはかなり楽になるのだが・・・

    過ぎると樹林帯の中に入り次第に尾根が細まってくる。そしてダイレクト尾根を望める展望地に着く。
    なかなか迫力がある。向かう尾根の岩峰も見える。険しそうだ・・・
    ここから先も樹林帯がメインで時々展望のある岩尾根を登って行く。
    次第にクサリ場が出始めるが最初は大した事はない。むしろ邪魔だ。しかし上部に行けば行くほど厳しくなる。

    大岩のクサリ場を回り込むようによじ登り進むと、「熊の遊び場」に出る。命名の意味が一寸ワカンナイね?
    ここから先は垂直の岩場が連続する。「無念の峰」の先でクサリと梯子の設置された壁を下るが危なっかしい。
    オーバーハング気味だ。そして蟻の戸渡りを通過するが大した事はない。むしろ渡った先の垂直の岩場がキツイ。

    登り終えた頃から太ももに異変が、足がツリ始める。いつもと違う筋肉を使った為だ。
    ダマシだまし登りP1に着く。P弁慶岳の山頂標識がある。
    ここから西岳までは緊張不要、稜線漫歩である。リンドウ、ヤマハハコ、シラタマ等の花咲く大展望の稜線である。
    西岳〜本院岳〜戸隠山に続く峰、奥に乙妻山〜高妻山、飯縄山、北ア白馬岳〜槍も・・・超素晴らしい!
    着いた西岳の山頂の西側は紅葉が始まった灌木で展望はないが約200°の大展望である。特に高妻山がいい。

    ●西岳→八方睨→戸隠奥社→鏡池

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    紅葉の始まった
     西岳にて ⇒
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    高妻山を前方に
     本院岳に向かう ⇒
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    本院岳目指して  ⇒
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    下った垂直の岩場を振返る ⇒
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    紅葉の尾根道を行く ⇒
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    本院岳にて ⇒
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    本院岳からの西岳 ⇒
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    方向転換点へ ⇒
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    方向転換点先のロープ場 ⇒
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    戸隠八方睨まで未だ遠い ⇒
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    最低鞍部へ ⇒
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    リンドウがアチコチに ⇒
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    最低鞍部を行く ⇒
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    本院岳を振返る ⇒
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    荒倉山とP1尾根 ⇒
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    もう少しで八方睨 ⇒
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    八方睨からの西岳 ⇒
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    賑わう八方睨を通過 ⇒
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    蟻の戸渡は慎重に ⇒
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    1700m迄はクサリが連続 ⇒
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    西窟を覗く ⇒
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    長屋の岩壁を行く ⇒
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    百閨A五十間長屋を通過 ⇒
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    長蛇の列の奥社参拝道 ⇒
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    随神門をクグリ遊歩道へ ⇒
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    遊歩道にある天命稲荷 ⇒
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    鏡池に出る ⇒
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    どんぐりハウスで休息 ⇒
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    大駐車場に帰着 ⇒
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    道の駅「ポカポカランド美麻」

    疲れで足が時々つり痙攣、調子が悪い。何とかしないと奥社までたどりつけない。不安が心配・・・
    西岳から先は計画的にポルタレンローションをヌリ、塩と水を頻繁に補給するようにする。
    また極力歩幅を小さくし杖を効果的?に利用して進むようにする。

    西岳の先に垂直の岩場がある。反対コースの場合は此処がポイントになるであろう。
    難なく下って本院岳に登り返すが、ここら辺りでの私のアンヨの状態は最悪である。
    しかし進むにつれて良くなってくる。対策が効いてきたようだ。ヨッシ無理しなければ大丈夫だ。

    360°大展望の本院岳だが景色はもう食傷気味だ。何と贅沢なことか・・・
    その先の小ピークを越し大岩が転がる所を通過、急な尾根を下って方向転換点に着く。
    下り口にザイル、その先にトラバース用の長いクサリが設置されている。
    ここをクリアして進み最低鞍部に下る。もう八方睨まで普通の尾根道であるが長〜い。

    本院岳からここまでヘルメット、ハ−ネス、ザイル等を装備した4組10名の方と次々すれ違う。
    ヘルメットを着用し虫除けネットを被ったお一人が我々を追い越して行く。
    ごく最近笹が刈られた尾根をアップダウンしながら登って行く。
    崖側に刈られた笹が捨てられているので踏み抜きに注意、ヤット賑わう八方睨に到着する。

    戸隠山の最高点はパスしここから奥社に向かう。1700m付近まではクサリ場が連続する。
    何といっても「蟻の戸渡」がポイントである。P1尾根の「蟻の戸渡」より危険だね。
    一部トラバース鎖が設置され以前より戸渡の距離が短くなったような?

    西窟、百闥キ屋、五十間長屋と呼ばれる所を過ぎ下ってゆくと奥社に出る。?!?!スゴイ行列!
    奥社本殿の参拝者である。何と随神門近くまで延々と続いている。ご利益絶大なのかな?
    随神門をくぐって直ぐ鏡池の遊歩道に入る。この道は意外とハイカーが多い。自然保護員も巡回している。
    賑わう鏡池の「どんぐりハウス」で冷たいドリンクを購入、西岳を眺め山行を振返りながら飲み干す。

    さて今日は何処で入浴し泊まろうか?地図を眺める。再び「神告げ温泉:湯行館(ユニークカン)」でもいいが・・・
    チョット遠いがリハビリ出来そうなジャグジーのある温泉、道の駅「ポカポカランド美麻」に行くことにする。
    山道である県36、県86信濃信州新線を走り、鬼無里村〜小川村を抜けて道の駅に着く。

    疲れた足と腕に温→冷→温→冷→温を繰り返す。足はジェットバスでモミモミしてもらう。
    夕食はここのレストランでと思ったが何と満席、入口で順番待ち・・・予備食糧で我慢しよっと。
    駐車場で20時過ぎにコソコソ、隣の車から女性の声が聞こえてくる、「ネエー、今頃ラーメン作ってるよ」。
    そうですマルちゃん「昔ながらの塩ラーメン(55円×2)」、「白飯アルファ米(280円)」のラーメンライス定食です。
    発酵の進みすぎた?自家製ぬか漬物付きです。二人で材料費はしめて四百円と超ローコスト・・・
    レストラン派の妻は不満げ、でも美味しいね!本当ダヨ!

  • 一言

    妙義山主稜線縦走ほどではないがナカナカ厳しい岩稜尾根を久しぶりに楽しむ事が出来た。
    しかしアチコチが痛くて重い、登攀を伴う場合はこれが現在の我々というか私の限界かな・・・