日本三百名山(池口岳)、遠州の140山(池口岳・加加森山)

ダルマの頭 ← 池口岳 → 加加森山
2212m   2392m(2375.6m)   2418.9m   


     池口岳周辺地図      YAHOO地図      国土地理院

     

  • 登山日        2011年10月7日〜8日

  • 移動行程

     2011-10-06    移動

      自宅→都田→根堅→天竜→水窪→兵越峠→南信濃村→池口集落→[池口岳登山口]泊

     2011-10-07    池口岳北峰

     2011-10-08    池口岳南峰・ダルマの頭・加加森山

      池口岳登山口→龍渕寺観音水→かぐらの湯・道の駅「遠山郷」泊

     2011-10-09    蛇峠山

      道の駅→国418→平岡→熊伏岳登山口林道ゲート→道の駅「新野千石平」→売木→平谷峠→平谷湖
      →道の駅「平谷」→冶部坂峠→[馬の背登山口:蛇峠山]→ひまわりの湯→折元峠→田口→本長篠→自宅

  • 登山行程

    2011-10-07

      5:40  池口岳登山口(5:50)→面切平→山ノ神→黒薙→利検沢の頭→ザラナギ平→JCT→(11:30)池口岳北峰

    2011-10-08

      4:00  池口岳北峰(5:50)→(6:25)池口岳南峰(6:45)→(7:35)ダルマの頭[8:10]→南峰→(9:50)北峰

      3:40  北峰(10:20)→JCT(10:40)→(12:20)加加森山(12:40)→JCT(14:00)

      3:40  JCT(14:00)→ザラナギ平→利検沢の頭→黒薙→山ノ神→面切平→(17:40)登山口

  • 詳細

    [2010-10-07] 池口岳北峰

    写真
    登山口を出発 ⇒
    写真
    黒薙を行く ⇒
    写真
    利剣沢の頭を通過 ⇒
    写真
    聖岳(中)、上河内岳(右) ⇒
    写真
    鶏冠山と中ノ尾根山(奥) ⇒
    写真
    ザラナギ平のテント場 ⇒
    写真
    猛毒?キノコ ⇒
    写真
    加加森山(手前)左ハ聖以北 ⇒
    写真
    加加森山・池口岳JCT ⇒
    写真
    登ってきた尾根 ⇒
    写真
    池口岳北峰にて ⇒
    写真
    展望地で昼食 ⇒
    写真
    南峰〜黒法師岳 ⇒
    写真
    光岳〜信濃俣 ⇒
    写真
    信濃俣〜大無間山 ⇒

    台風12号、15号の影響で林道がアチコチ通行止め、サテ何処に行こうか?水窪、春野は少し飽いてきたし・・・
    山頂にまだ立っていない池口岳南峰と千頭山、加加森山を池口の登山口から登ってみよう。
    余裕をみて2泊3日とする。

    舞阪の自宅を18時過ぎに出発、浜北、天竜、水窪兵越峠と順調に走り21時頃池口集落に着く。
    車中で登山届用紙に記入しポストに入れる。ナカナカ書きやすいフォーマットである。
    ベンチのある登山口の更に奥に避難小屋があるとのことなので見学しに行く。
    200m程行くと駐車スペースのある小屋がある。20人位は泊まれそうで非常に綺麗である。
    ノートを見ると利用者は1ヶ月に1組程度である。車に泊まれない方は利用価値が大である。

    午前3時頃鈴の音がする。エッ?こんな時間に・・・我々はやや明るくなるのを待って出発する。
    2007-06-17にこのルートを往復しているのである程度記憶があり安心感がある。
    でもテントと食料、寝袋、マット、防寒具、3日分の水持参なのでザックが重い。
    お酒のせいかもしれない・・・アルコールは比重が小さい筈だが・・・
    標高差は1300m足らずだがアップダウンが多々あり距離もかなりある。大丈夫かな?少し心配である。

    冷え込んで軍手では指の先が痛いが汗も出ないし天気もいい。登山には絶好の気象条件である。
    喜平治造、山ノ神、面切平、牛首と順調に歩き、黒薙で池口岳、鶏冠山を見ながら暫し休息する。
    利検沢の頭を過ぎ左に聖岳を中心とした展望地、黒薙と同様の展望のあるザラ薙で景色を楽しむ。

    誰もいないテント場を通過。直ぐ先に水場分岐の標識が二つあるが経年変化と草で見えにくくなっている。
    ココから先、やや急勾配の斜面、岩場などがあり疲れでキツイ。でも展望はアチコチにあり元気が出る。
    午前3時に出発した岐阜の方とすれ違う。暗闇で道に迷い疲れたので南峰に行かず下山するとのこと。

    加加森山分岐の丸い標識をみて一安心。4年前は確か細長い板切れの道標で藪っぽかったが・・・
    ここからヒトノボリで山頂に着く。時計を見ると所要時間5時間40分、前回は空荷で5時間20分。
    ナカナカどうして・・・まだまだ体は大丈夫だ!ボケの進んだ頭だけだネ!

    テントを張り辺りを徘徊する。前回気付かなかったが南の端に日当たりのいい絶好の展望地がある。
    ここで昼食を取りながら展望を楽しむ。お酒がスイスイすすむ。
    池口岳南峰、鶏冠山、三又山、中ノ尾根山〜黒法師岳、ウ〜んナカナカの展望だ!
    東には光岳、信濃俣、大根沢山、大無間山と右肩には朝日岳が・・・

    未だ暗くなるまで時間がタップリというかあり過ぎる。
    南峰の鞍部まで下ってみる。酔っ払っているので笹に隠れた根、段差で何回かヒックリ返る。
    こんな所で怪我して救助要請したら・・・新聞に「無謀!酔っ払いジジイ山で・・・」な〜んて。

    夕食だ。ガスストーブに点火しようとすると着火しない・・・ガスは出ている・・・火花も飛んでいる。
    夏用の安物ボンベの為のようだ。ボンベを体で暖めると無事着火。寒いときは熱い物に限る。
    上空を飛ぶ飛行機がうるさい。再度酔いがマワッテそのうち気にならなくなる。

    [2010-10-08] 池口岳南峰・ダルマの頭・加加森山

    写真
    テント場を出発 ⇒
    写真
    笹を掻き分け南峰へ ⇒
    写真
    南峰登路からの加加森山 ⇒
    写真
    池口岳南峰にて ⇒
    写真
    千頭山ヘ(前方:ダルマの頭) ⇒
    写真
    ダルマの頭にて ⇒
    写真
    頭カラノ中ノ尾根山・鶏冠山 ⇒
    写真
    南峰に戻り北峰へ ⇒
    写真
    北峰でテントを撤収 ⇒
    写真
    JCTから加加森山へ ⇒
    写真
    岩稜帯を行く ⇒
    写真
    鞍部の平坦地を進む ⇒
    写真
    ガレ場からの加加森山 ⇒
    写真
    ワラビの畑を進む ⇒
    写真
    倒木帯が行く手を阻む ⇒
    写真
    ヌタ場がアチコチにある ⇒
    写真
    三角点への分岐に到着 ⇒
    写真
    加加森山にて ⇒

    今日は千頭山を往復、できれば加加森山も往復してザラナギ平で泊まりたい。
    低い笹原の斜面を下っていき鞍部付近の足場の悪い所を慎重に通過し登り返す。
    背後の北峰を振り返りながら途中にある小コブを越えて尾根の窪地を登ると南峰である。
    北峰から30分ほどである。見た目より時間がかからない。
    山頂部は広くてなだらかある。樹木で展望は全く無い。笹に隠れるように三等三角点がある。

    千頭山へ向かう。登ってきたのと同じ進行方向、やや左気味に高い所を進む。笹薮と倒木で歩きにくい。
    少し下ると極小ピークのような所に出る。ココラ辺からやや勾配が急になり踏跡があるような?
    下っていくと古ぼけたビニールテープを散見する。気は心、赤テープを追加して下る。

    順調順調これは楽勝だね・・・ところがダルマの頭の先は絶壁。巻きながら下るルートを探るが・・・
    右往左往、ここかな?コッチガイイカナ?でも崖に出てしまう。崖を下れば何とか・・・
    次第に妻のビビリが強くなり拒否反応。何とかやさしいルートを見つけようと頑張ったがダメ。
    安全第一、断腸の思い?で退却することにする。初めてのルート、下りはやはり難しい。北峰に10時少し前に戻る。

    時間はある。これから加加森山に寄ってザラナギ平でテント泊としよう。
    散らかしてあった寝袋、マット、食料などを急いで整理、30分程かかり撤収し山頂を後にする。
    下る途中でご夫婦、続いて4人組の先頭の方とすれ違う。どこかでお目にかかったような・・・
    聖平小屋の管理人の方でこれから猟師の泊まり場で泊まり、千頭山方面に行くとのこと。
    ダルマの頭の通過ルートをお聞きするが・・・どうもイメージが・・・
    一緒に行かないかとお誘いをいただく。有難かったが戻るのは一寸ということで加加森山に向かう。

    加加森山分岐に荷物をデポし一部やや痩せた尾根を加加森山を見ながら鞍部に下る。
    ここから先は緩やかで次々ヌタ場が現れる。緩やかに登っていくと大きなガレの横を進むようになる。
    周辺は草原と言った感じである。疲れからか標高差は250m程度だが、加加森山が聳えているように見える。

    ワラビの畑を過ぎ、踏跡をたどって進むと倒木帯がある。強行突破・・・しかし歩きづらいので西側にエスケープ。
    やや急勾配となった斜面を登り、平坦地を奥に行くと山頂への分岐に着く。
    ここを西に少し入ると二等三角点と山頂標識のある山頂に出る。木立に囲まれ非常に狭い。
    簡単な昼食を済ませ山頂を12:40に出発する。行きは写真撮影、ルート確認をしながらの1:40だった。
    ヒョットシテJCTに14:00マデに戻れるかも。重荷ではあるが明るいうちに池口に下山が可能?

    結果JCTに14:00少し前に戻ることが出来る。もう妻は下る気満々・・・おりゃーヘトヘト、荷が重たいし。
    ザラナギ平のテント場に2張・・・横目で見ながら・・・更に下って黒薙で少し休憩する。
    ここから先は迫りくる暗闇、時間との戦いである。面切から先、光を通さない樹林帯はすでに夜である。
    ヘッドランプを出せばいいがメンドクサイ。杉に白テープが巻かれた林、「喜平治造」まで来て一安心する。
    17時40分過ぎ暗闇に包まれた登山口に下山する。東京・埼玉の方がお出迎え。少しお話をする。
    いつも私のHPを覗いていただいているとのこと。お礼を言い道の駅遠山郷に向かう。

    龍渕寺前の観音霊水を汲み、福島屋酒店でビールを購入、1.5時間程「かぐらの湯」で入浴、体のケアをする。
    道の駅駐車場で観音霊水を沸かし、山の残り物で夕食とする。酔いがまわるのが早い。
    明日の予定も考えずにウトうとウト・・・スヤすやスヤ・・・

  • 一言

    千頭山の頂に立てず残念。でも天候に恵まれ南ア深南部の一部をカジレテ満足満足。