岐阜100山

樅沢岳 2755m → 弓折岳 2588.5m → 抜戸岳 2812.9m


  • 新穂高周辺地図      国土地理院



  • 登山日  2024年8月17日〜18日

  • 移動行程 全走行距離 632Km

    2024-08-16 出発

    自宅→舘山寺SIC→高山IC→平湯→[18:00新穂高駐車場]泊

    2024-08-17 双六小屋まで

    駐車場〜[双六小屋]泊

    2024-08-18 樅沢岳、弓折岳、抜戸岳

    [双六小屋〜抜戸岳]駐車場→[ひがくの湯]入浴
    →神岡→カントリーロード〜県75→猪臥山T→飛騨清見IC→舘山寺SIC→自宅

  • 登山詳細

    1日目:2024-08-17 全行程=8:30

    8:30 P(5:40)→(7:40)双六岳登山口→(11:10)鏡平小屋→(14:10)双六小屋

    前日、18時に無料の新穂高登山者無料駐車場に来る。
    土曜日でホボ満車、かろうじて、最奥に3台の空きがあった。
    入口に仮設トイレが2台設置してあった。

    新穂高案内所の横の交番で、登山届を提出して出発する。
    双六岳登山口まで2:00、長い林道歩きだ。
    双六岳登山口〜鏡平までは、枝沢を横切ったりの涸れ沢歩き。
    鏡平からは花を愛でながらの尾根歩き。
    鏡平から稜線[弓折岳分岐]まで、意外と時間がかかる。

    弓折岳分岐〜双六小屋間は、前半は小さなアップダウンが続く。
    後半は、花咲く平坦な尾根斜面道を行く。
    途中、台風7号の影響?で雨が降ってきたが、ポツリポツリ程度で済む。

    登山者が非常に多く、追い越し・すれ違った方は百数十人。
    双六小屋はホボ満室、一般室はカプセルホテル風の部屋であった。
    1泊夕食:12,600円、弁当1食1,400円:合計26,600円/2人
    夕食は2部制、2回目の17:30からであった。

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    前日18:00、満車の市営新穂高登山者無料駐車場。
    4段構成で、ここは3段目、奥に2段、1段、入口と続く。
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    4段目、最奥に新穂高案内所への通路がある。
    ココに空きがあったので止めることが出来る。
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    新穂高案内所への連絡通路を行く。
    右上は覆道:スノー&ロックシェッド。
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    車道に出ると直ぐ新穂高案内所・バス発着所に着く。 
    正面が案内所・交番、右がロープウェイ・槍平方面、左がワサビ平方面。
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    左のワサビ平方面に向かう。
    橋を渡り右折、川沿いに上流に向かう。
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    橋を渡る所からの穴毛谷。
    笠ヶ岳〜抜戸岳の稜線に雲がかかっている。
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    林道ゲート:ツアー登山送迎バスはココまで来る。
    パトカーも、駐車違反の取り締まりで、ここまでパトロールしている。
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    舗装・未舗装が交互に現れる林道を歩く。
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    歩いて来た方向:錫杖岳を望む。
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    欄干が潰れかけた橋を渡り右岸へ。
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    笠ヶ岳登山口に着く。
    笠ヶ岳の登路は水場が無い、登山者はココで水の補給をする
    笠ヶ岳小屋の水は有料、200円/Lと案内板がある。
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    ソバナ:水場近くに咲く。
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    ワサビ平小屋を通過する。
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    林道を更に奥に行く。
    ココは岩押出し沢、岩が片付けられていない、車の通行は出来ない。
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    双六岳登山口:ココから山道になる。
    奥丸山の登山口へは、橋を渡り林道を行く。
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    少し左俣谷を行き、枝沢の秩父沢に入る。
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    秩父沢に沿って登って行く。
    来た方向を振り返る。
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    ヒヨドリバナとアキノキリンソウ
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    岩ゴーロ、秩父沢を横切る。
    この先、岩ゴーロ沢:下涸れ沢、上涸れ沢を横切る。
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    ミソガワソウ
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    イタドリヶ原:下涸れ沢、上涸れ沢の間にある。
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    シモツケソウ
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    方向転換点、2085展望休息所で右へ。
    左に行くとベンチのある休息所:ガスで殆んど見えなかった。
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    鏡平入口、湿地には木道が設置されている。
    花期が終わったのか花は少ない。
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    鏡池:槍ヶ岳・穂高岳が見える筈だがガスで見えない。
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    登山者で賑わう鏡平小屋前を通過する。
    小屋増設工事中。
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    鏡平の庭園を行く。
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    稜線に向かってガスの中を登る。
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    池のある弓折中段:急登の踊り場。
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    ヤマハハコ
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    ミヤマリンドウ
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    弓折岳分岐:稜線に出る。
    左が弓折岳、右が双六岳。
    我々を追い越して行った人たちが集っている。
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    この先、小ピークが連続、アップダウンが続く。
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    休息所:連続する小ピーク尾根に、花見平・くろゆりベンチとかの休息所がある。
    クロユリとかの花期は終了していた。
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    イワギキョウ
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    小ピーク群から、尾根斜面を下る道に入る。
    ココら辺で雨が降り始める。
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    双六平:尾根斜面道を下って行くと、双六小屋が見えてくる。
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    トウヤクリンドウ
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    ヨツバシオガマ
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    ミヤマトウキ
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    双六小屋直近:双六池、テント場、小屋が並んでいる。
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    賑わう双六小屋に到着。
    昼食、間食を注文する人も多々、厨房はいそがしい。
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    今日の寝床:カプセルホテル。
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    夕食メニュー:メインは天婦羅。
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    夕食後の夕涼み:樅沢岳の山頂に雲がかかる。
    樅沢小槍のピークが特徴的だ。


    2日目:2024-08-18 全行程=12:20

    1:10 双六小屋(4:20)→(4:55)樅沢岳(5:10)→(5:30)双六小屋
    4:50 双六小屋(5:40)→(7:15)弓折岳(7:20)→(10:30)抜戸岳
    4:10 抜戸岳(10:50)→(12:10)穴毛槍乗越→(15:00)笠ヶ岳登山口
    1:30 登山口(15:1O)→(16:15)案内所(16:30)→(16:40)P

    早朝、夜明け前に小屋を出発し、樅沢岳を往復する。
    山頂で運良く、一瞬、雲の上に浮く槍・穂高を見ることが出来る。

    弓折岳〜抜戸岳間は、アップダウンの小さい稜線と思っていた。
    しかし、実際に歩くとスケールの大きさに気付かされる。
    晴れていれば、大パノラマの稜線だが雲が多く、穂高連峰は見れなかった。
    登山者は比較的少なく、静かで歩き易い縦走路であった。

    抜戸岳着11:00、時間的に笠ヶ岳の山頂に寄るのは無理と判断する。
    以前、笠ヶ岳を登った時に歩いたことのある笠新道を下る。
    標高差1400を一気に下るコース、気温上昇で蒸し暑い。
    下りでも、かなりキツイ。
    笠新道の下山途中、林道でフラフラ、熱射病まがいの方が2名いた。

    双六小屋〜笠新道登山口まで水場は無い。
    このコースを、この時期に歩くには、水1.5〜2.0Lは必要だ。

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    双六小屋とテント場、双六岳を登る登山者(中腹)の光。
    4:20、まだ真っ暗、ヘッドランプ・空荷で登る。
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    裏銀座方面、空が白み始める。
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    樅沢小槍を左手に、樅沢岳へ。
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    三俣蓮華岳を望む。
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    樅沢岳にて。
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    雲上の穂高連峰:雲が一瞬切れる。
    この後、下山まで全く見えなかった。
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    双六岳〜三俣蓮華岳〜の尾根を前方に、樅沢岳から下山開始する。
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    下山途中で、表銀座の尾根から朝日が顔を出す。
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    双六小屋に帰着する。
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    部屋に残した荷物を回収し、双六小屋を出発する。
    水を満タン1.3L:無料、CCレモン0.5L・500円・1本購入、腹も超満タンにする。
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    向かう弓折岳を前方に、花を愛でながら双六ヶ原を行く。
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    チングルマ
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    穂高の展望を期待して尾根に出ると、東は厚い雲。
    眼下は左俣谷、手前の中崎尾根、奥の穂高連峰は、何れも雲の中。
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    小さくアップダウン、昨日歩いた尾根道を戻る。
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    ウサギギク
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    弓折岳分岐に戻って来る。
    大勢の登山者が休息中(鏡平、双六、三俣に泊まった人たちであろう。)。
    前方のピークは弓折岳の最高点(道はない)、右に三角点山頂がある。
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    弓折岳の三角点山頂に向かう。
    右の高みが三角点山頂。
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    花の百名山、弓折岳の山頂にて。
    ココは 1998-08-16以来、26年ぶり、2回目の訪問である。
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    弓折岳を出発、ここから抜戸岳までは未知の尾根。
    先ず、大ノマ岳を目指して進む。
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    眼下の鞍部、大ノマ乗越に下って登り返す。 
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    大ノマ岳登路から振り返る、左は双六岳、右は弓折岳。
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    あそこが大ノマ岳の山頂。
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    大ノマ岳の山頂(直下):弓折岳を眺める。
    道は山頂直下を巻いている。
    山頂はハイマツが生えて、標識も何もない。
    アキノキリンソウ、ミヤマトウキ等が咲いている。
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    ミヤマコゴメグサ
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    抜戸岳の北、秩父平カールに向かう。
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    秩父平に向かって、大きく下って行く。
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    秩父平に下る斜面には、色々な花が咲いている。
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    秩父平から、尾根鞍部に向かって登り返す。
    疲れが出始めた体にはキツイ登りだ。
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    やっと尾根鞍部に乗るが・・・
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    抜戸岳の北端P2792が聳える、山頂はそのズット先、マダマダ先は長い。
    岩の壁は秩父岩と名付けられている。
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    P2792尾根直下の斜面道を進む。
    山頂はズット奥、右端あたり。
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    雲が切れ、右手に笠ヶ岳が現れる。
    左端、雲が掛かっているのが抜戸岳。
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    ついに抜戸岳に到着、右にトラバースして山頂分岐へ。
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    抜戸岳山頂分岐から山頂へ向かう。
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    三等三角点の抜戸岳にて。
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    双六小屋のお弁当(1400円)で昼食。
    1つの弁当を二人で分け合う。
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    抜戸岳の山頂を去る。
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    抜戸岳山頂分岐に戻って、抜戸岳分岐に向かう。
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    抜戸岳分岐から新穂高温泉へ、笠新道に入る。
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    笠新道を下り、杓子平へ。
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    杓子平から、笠ヶ岳の尾根を振り返る。
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    シモツケソウ
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    サラシナショウマ
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    杓子平から、これから通過する穴毛槍乗越(中央)方向を見る。
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    毛槍乗越から笠ヶ岳方向を見る。
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    毛槍乗越から下る途中、頭上にある、ゴリラ親子岩。
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    岩ゴロ道、所々で展望、焼岳方向。
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    中崎尾根、奥丸山を見る。
    奥の穂高連峰の山頂部は、スッポリ雲の中。
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    オオバギボウシ
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    かなり下って来たが、未だ左俣谷は眼下。 
    暑さと疲れで、ナカナカ下れない感じ。
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    ツリガネニンジン
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    左俣谷、笠ヶ岳登山口に下山する。
    冷たい水をタラフク飲み、1時間の林道歩きに備える。
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    新穂高ロープウェイ駅経由で新穂高案内所へ。
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    新穂高案内所で休息後、未だ満車の駐車場に戻る。
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    駐車場を出庫、直ぐ近くの”ひがくの湯”(900円)で入浴する。

    明日は曇り、疲れているし、雨が降り始めたので、帰宅することに。
    神岡カントリーロード、古川、猪臥山トンネル、飛騨清見ICと走る。
    途中で両足に異変、高速道運転の途中で足が攣るアクシデントが発生する。
    必死で、次の古城山PAまで25Km走り、応急処置し浜松に帰宅する。