聖岳周辺地図 YAHOO地図 国土地理院
- 登山日 2008年9月27日〜28日
- 移動行程
2008-09-26 移動
浜松自宅(19:00)→田口→津具→飯田→矢筈トンネル→(22:00)上島分岐→(22:40)[易老渡]泊
2008-09-27 易老渡→聖岳→聖平泊
2008-09-28 聖平→茶臼岳→易老渡
易老渡(14:15)→(14:50)上島分岐→(15:00)神楽の湯(16:30)→兵越峠→水窪→(19:30)自宅
- 登山行程
2008-09-27 聖岳
9:30 易老渡(4:30)→便ヶ島(5:00)→(10:00)聖平小屋(10:30)→(13:00)聖岳(13:30)→(15:00)聖平小屋
2008-09-28 上河内岳・茶臼岳・仁田岳・易老岳
9:30 聖平小屋(4:30)→南岳→(7:00)肩(上河内岳往復)(7:30)→(9:00)茶臼岳(9:30)
→仁田池→(10:00)希望峰(仁田岳往復)(10:30)→易老岳(11:30)→(14:00)易老渡
- 詳細
[2008-09-11] 易老渡→聖平→聖岳
易老渡駐車場(帰り) ⇒
便ヶ島登山口 ⇒
遠山川を行く ⇒
西沢渡の手動ロープウェイ ⇒
壊れかけた小屋 ⇒
苔平を行く ⇒
薊畑分岐に到着 ⇒
薊畑分岐からの聖岳 ⇒
聖平へ下る ⇒
聖平から聖平小屋へ ⇒
聖平冬季小屋内部 ⇒
聖岳へ向かう ⇒
小聖岳を行く ⇒
ちょろちょろ流れる水場 ⇒
兎岳を望む ⇒
聖岳に到着 ⇒
聖岳にて ⇒
大沢岳・奥茶臼岳を望む ⇒
三角点と赤石岳 ⇒
上河内岳を前方に下山 ⇒
易老・光・加加森山方面 ⇒
ガソリン価格が高騰し車がかなり少なくなったようだ。自宅から順調に遠山郷の上島分岐まで来る。
ここからは狭い山道である。ダムまでは舗装路、その先から一部が舗装のダートとなる。
小さな落石とか小穴はあるが底すりはない。ダムから先はマイクロバス以上は通行不能とある。
上島の分岐から約20kmで易老渡に着く。対向車はなかった暗いので慎重に運転し40分程かかる。
トイレ、雨宿りが出来る所がある広い駐車場に着くと4台の車が止まっていた。多摩2台、三河1台、浜松1台。
翌日まだ暗い4時30分にヘッドライトを点けて出発する。
途中で県内、飯田から100kmにお住まいの方の車に乗せていただく。お二人で聖岳を日帰登山とのこと。
5:00ちょうどに便ヶ島の登山口から遠山川沿いに遊歩道を進む。
終点の西沢渡で人力ワイヤーロープウェイを使い西沢を渡る。結構力が要る。
壊れかけた電力会社の小屋から尾根に取り付く。ここから薊畑までほぼ一本調子の登りである。
シラビソ、杉などの樹林帯の中の道で展望はほとんどない。高度計を見ながらひたすら登る。
薊畑の分岐まで来ると右手に上河内岳、茶臼岳、光岳の稜線が一気に現れる。
ベンチが設置された所からの聖岳は頭上高く聳えているように感じる。
いったん聖平に下り聖平小屋に入る。小屋は9/22迄の営業で冬期小屋が開放されている。定員は50〜60人ほど。
誰もいない。シュラフを広げ最低限の寝場所を確保し一安心だ。
木の臭いがする非常にきれいな真新しい小屋である。静岡県営であるので私達の税金も使われている筈である。
水場(小屋前テント場横の沢、流れが少なく時期が遅いと凍る)、トイレ(テント場の先、右奥)の場所を確認をする。
体制が整い聖岳のピストンに向かう。薊畑の上で朝、車に乗せていただいた方とすれ違う。
ナント奥聖岳まで行ってきたとのこと。スゴイ!
小聖岳手前から先は吹きっさらしの斜面となり、冷たい強風が吹きつけて手袋はしているが冷たく痛い。
小岩の重なりあう斜面から僅かに流れ出る水場を過ぎ、更に傾斜の増した斜面を登りきると山頂である。
展望は抜群である。南アルプスの南部の山がマール見え!荒川岳だけが赤石岳の裏となり見えない。
登って来た斜面より強風というより烈風が吹き、体の芯まで冷えてまともに立っていられない。
大きな岩の上にカメラをセット、飛ばされないように岩で囲み写真を撮る。
直ぐ窪地に移動し太陽にあたり体を温める。いつものように山頂に滞在30分、下山を開始する。
足を痛めないように足場の悪い斜面をゆっくり慎重に下る。約1時間30分で小屋に帰着する。
小屋に戻ると一組が私たちと同じように二つシュラフを広げている。
同じ便ヶ島から登って来た東京の方で、かなり遅く戻ってくる。上河内岳を往復してきたとのこと。
他に静岡県清水町のお二人が着き合計6人が小屋に泊まる。大混雑かなと思ってきたがガラガラであった。
テント場には6張10人位の方が泊まっていた。夜空は満天の星、明日の好天を約束してくれている。
[2008-09-28] 聖平→上河内岳→茶臼岳→仁田岳→易老岳→易老渡
夜明け ⇒
聖岳をバックに上河内岳へ⇒
上河内岳のピーク南岳を登る⇒
南岳からの聖岳 ⇒
お花畑で出会った花 ⇒
上河内岳の肩へ ⇒
上河内岳の肩から山頂へ ⇒
上河内岳にて ⇒
山頂より南岳・聖岳を望む⇒
上河内岳から茶臼岳へ ⇒
稜線を行く ⇒
茶臼小屋分岐と茶臼岳 ⇒
茶臼岳に到着 ⇒
茶臼岳にて ⇒
茶臼岳を下山 ⇒
仁田池 ⇒
希望峰に到着 ⇒
仁田岳にて ⇒
仁田岳からの光岳 ⇒
仁田岳から希望峰へ戻る ⇒
希望峰から易老岳へ ⇒
易老岳にて ⇒
易老渡に帰着 ⇒
塩化物温泉「神楽の湯」 ⇒
4:20起床し急いで出発準備、4:30分過ぎに小屋を後にする。冷え込みはそれ程でもない。
ヘッドランプ頼りに聖平から左へ上河内岳を目指す。手前の南岳の中腹辺りで夜明けとなる。
マット無しで寝たため尾?骨が床に当り痛く、周辺のいびきによる寝不足で調子が出ない。
南岳直下から先は稜線上のため風が強くなる。昨日ほどではないが寒い。霜柱がたっている。
毛のカッターシャツ、フリースジャンパーを着て登っても汗が出ない。
南岳は上河内岳の一部ピークで2702mあり、ここまで登ればこの先もう大した登りはない。
山頂で一休みし上河内岳の肩へと向かう。
上河内岳の肩に荷物を置き山頂を往復する。所要時間は往復で15分程である。
茶臼岳小屋からの2組×2名が前後して山頂に立ち、通過点とばかりに直ぐ下って行く。
上河内岳も大きく立派であるが、それを上回る聖岳が近くにあるので仕方ないかもしれないが・・・
展望を楽しんだあと肩に戻り茶臼岳を目指す。幾分風が和らぎ気温も多少あがった感じがする。
上河内岳から茶臼岳までは標高差の小さい大きなうねりのようなアップダウンの道となる。
途中で上河内岳を往復するという若いカップル、そして写真家と思しき方とすれ違う。
誰が名づけたかハイジの丘を過ぎると直ぐ茶臼小屋分岐に着く。
光方面最後の水場、下り7分とある。(仁田池水場は荒廃と記してある。)
茶臼岳に登って行く途中にある分岐、仁田池コースはロープで立ち入り禁止となっている。
この分岐の上が山頂で細長くて狭いが、展望は聖岳、上河内岳同様に非常にいい。
暫し来た道、これからたどる山並、富士山等を眺めながら休息、腹ごしらえをする。
茶臼岳から下った縦走路の左側に仁田池がある。濁った小さなドブ池である。
傍らに水場往復30分の表示がある。付近は絶好のテント場であるが禁止の立て札がある。
この先大きなアップダウンもなく希望峰に着く。周囲は樹木で展望は全くない。
ここから静岡の百山である仁田岳を往復する。展望は非常にいい。
特に光岳、大無間山が間近に見え南アルプス深南部で一番の大展望台のような感じがする。
残りの行程、希望峰から易老岳までの稜線を目で確認する。大したアップダウンはない。距離だけだ。
希望峰に戻り樹林帯の中の幾つかの小さなピークをへて山頂の展望が全くない易老岳に着く。
三等三角点が設置されている。20mほど先に行くと光岳、易老渡への三叉路に出る。
ここから標高差1470mの尾根を一気に下る。足を痛めないように・・・
途中で光岳の下山者、外人さんを含む3組8名の方を追い越し14:00ちょうどに易老渡に帰着する。
駐車場の車は増え、上島に出るまでも渓流釣りの方なのか多くの車を見かける。
帰りは上島から南へ直ぐの所にある遠山郷「神楽の湯」で1時間20分程入浴する。
飲湯可能な塩化物泉で設備もよくもう少し入っていたかった。お勧めの湯である。
この後いつもは通らない兵越峠経由で帰宅してみる。狭いが思っていたより時間がかからない。
遠山郷方面は兵越峠経由が使えるね。しかし登る山があまり残っていない。渓流釣りにでも使おうかな。
- 一言
北から張り出した高気圧の為、冷たい強風・突風が吹き、この時期としては極端に寒かった。
しかし快晴で南アルプス南部の超絶景、静かな山旅を2日間楽しむことが出来た。