日本三百名山・石川県最高峰
  一等三角点百名山・花の百名山(白山)
 福井県最高峰(三ノ峰)
白山 2702.1m  → 三ノ峰 2128m


    白山周辺地図      YAHOO地図      国土地理院

      

  • 登山日          2012年7月27日〜7月28日

  • 移動行程

     2012-07-26     移動

      自宅→浜松西IC→白鳥IC→勝山→国157→[市ノ瀬駐車場]泊

     2012-07-27     白山

      市ノ瀬ビジターセンター5:00→シャトルバス(400円)→5:20別当出合

     2012-07-28     別山・三ノ峰

      市ノ瀬→国157→勝山→白鳥→大和[やまと温泉]→郡上八幡IC→浜松西IC→自宅

  • 登山行程

     [2012-07-27]

      4:00  別当出合(5:30)→砂防新道→(8:20)南竜山荘(8:30)→エコーライン→室堂→(10:30)白山

      3:20  白山(10:40)→お池めぐり→(11:40)大汝峰(12:20)→室堂→トンビ岩コース→(14:00)南竜山荘

     [1997-07-28]

      2:50  南竜山荘(5:30)→油坂の頭→天池→御舎利山→(8:20)別山

      6:40  別山(8:50)→別山平→(10:00)三ノ峰(10:10)→(11:40)六本檜(12:00)→(13:00)杉峠
           →(14:40)三ツ谷出合→三ツ谷入口ゲート→(15:30)市ノ瀬

  • 詳細

    福井県最高峰の三ノ峰を登る計画を立てる。暑いし最短の上小池からがいいかな、その場合は赤兎山・大長山も。
    でも白山が近いし、前回1997-07-05の時は悪天候だったから・・・よし市ノ瀬から白山〜杉峠の周回コースにしよう!
    炎天下の縦走になるだろうから大丈夫かな?チョットだいぶ心配である。

    [2012-07-27]    白山

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    市ノ瀬からシャトルバス ⇒
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    別当出合の登山口 ⇒
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    水蛇口のある中飯場 ⇒
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    砂防工を見ながら ⇒
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    別当覗:赤兎山・大長山 ⇒
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    湿地帯の池と別山 ⇒
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    甚ノ助小屋に着く ⇒
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    南竜分岐付近カラノ別山 ⇒
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    南竜ヶ馬場に入る ⇒
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    南竜山荘に荷物預ける ⇒
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    エコーラインを登る ⇒
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    広大な弥陀ヶ原を行く ⇒
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    室堂BC南玄関に着く ⇒
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    白山比盗_社施設ノ右カラ ⇒
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    クルマユリ咲く歩道 ⇒
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    高天ヶ原を登る ⇒
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    白山比盗_社奥宮 ⇒
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    白山最高点御前峰にて ⇒
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    池めぐりへ ⇒
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    団体占拠?紺屋ヶ池 ⇒
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    翠ヶ池 ⇒
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    血ノ池ノ分岐カラ大汝峰ヘ ⇒
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    大汝峰にて ⇒
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    圧巻の剣ヶ峰と御前峰 ⇒
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    大汝神社 ⇒
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    御前峰ノ西肩カラノ大汝峰 ⇒
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    室堂へ ⇒
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    室堂カラトンビ岩コースへ ⇒
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    マダマダ残雪豊富 ⇒
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    トンビ岩に出る ⇒
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    南竜山荘めざして下る ⇒
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    左:大阪、右:金沢の御夫妻 ⇒
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    夕食は質素です ⇒
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    ハクサンコザクラ・ミヤマキンバイ
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    クロユリ
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    チングルマ

    自宅から5時間、23時30分頃に市ノ瀬駐車場に着く。するとアト30分は別当出合まで通行できるようである。
    でも周回コースの予定なので市ノ瀬駐車場に車を止め宿泊する。他にパラパラ車が。
    しかし翌早朝になるとドンドン車が入ってくる。これは早くシャトルバス停に並ばねば。

    首尾よく1番の満員バスに乗り別当出合に着く。トイレなどマゴマゴして一番遅い5:30の出発となる。
    空は青くマダ気温も低い。先行した人たちを追い越し、順調に高度をかせぎ中飯場、その上の水場を通過する。
    間もなく右手前方に大規模な砂防導流落差工、眼下に甚ノ助谷地すべり工を眺めながらの登りとなる。

    別当覗では白山禅定道のある尾根、その先の赤兎山〜大長山、日本三百名山の経ヶ岳を望む。
    更に登っていくと湿原なのか木道となり小さな池と言うか水溜りが現れる。ここからの別山はナカナカいい。
    ボツボツある花を見ながら登って行くと2010年新築の立派な甚ノ助避難小屋に出る。水が引かれトイレもある。
    小屋前広場は別山の大展望所である。手前尾根の崩落が痛々しい。どこまで崩れるのであろうか?

    南竜道分岐から南竜山荘へのトラバース道(南竜道)に入る。6〜7割の登山者がこのルートである。
    なるほど納得、お花が多い。対向する登山者に気をつけながら進むと、南竜ヶ馬場の広大な丘陵地が見えてくる。
    そしてエコーコース分岐に出る。たいした量ではないが荷物を預けに小屋に寄る。

    戻って多くの登山者が登っていくエコーコースに入る。日が高くなり風もなく超蒸し暑い。
    このコース、人気の割りにお花はイマイチ少ない。やや急な斜面を登りきると弥陀ヶ原である。
    ここも群落といえるほどの花はない。マアーこんなもんかな?
    観光新道コースと合流、やや急な斜面を登ると室堂ビジターセンターに着く。
    北側が休息ベンチが並ぶ広場で水の蛇口(当日は無料)、白山比盗_社施設もある表玄関である。

    白山比盗_社(シラヤマヒメジンジャ)祈祷殿・参籠殿の右横から遊歩道を登り始める。
    一帯はお花畑・・・凄い!ナンカ人工的なような気もするが・・・
    行き交う人並みにマギレ山頂を目指す。ヒヤーッ!快晴で汗が吹き出てくる。少しずつ歩を進める。
    高天ヶ原を過ぎると花はホトンド見なくなる。もう少し!小岩の累積する登山道を一歩ずつ。
    そして山頂の一角にある白山比盗_社奥宮にたどり着く。

    山頂の三角点は一等、スゴイ展望である。前回きた時は悪天候、今日の天気に感謝!感謝!
    金曜日なのに人もスゴイ!このあとどうしようか?ソノママ南竜に戻るのはもったいない。
    山頂景色と昭文社地図を見比べる。剣ヶ峰は・・・登れそうだが・・・誰かみたく逮捕されては・・・
    おとなしく、お池を巡って大汝峰を登り室堂に戻ることにする。

    先行する20名程のツアー客がいた。最初の池は油ヶ池、その先の一部雪で埋もれた紺屋ヶ池で追いつく。
    のいてもらい先へ。翠ヶ池、血ノ池を過ぎ、分岐から大汝峰へ向かう。日バテ?した体、大汝峰の登りはキツイ。
    大汝峰にはカメラ愛好家3名、刻々と変化する雲の流れを背景に、ダイナミックな白山を自動撮影していた。
    簡単な腹ごしらえ、野ネズミのウロチョロする大汝避難小屋付近のお花畑を見学し下山にかかる。

    血ノ池ヨコの大汝峰分岐に戻り、五色沼・百姓池・千蛇ヶ池を経て混雑する室堂に戻る。
    南竜へはどのコースを下ろうか・・・パノラマコースは雲が出て・・・トンビ岩コースを下ることにする。
    残雪、急勾配の斜面に気をつけ南竜山荘に下る。
    夕食前に相部屋となった金沢と大阪からのご夫婦とお話をさせていただく。
    お楽しみの夕食は人が多く二部制、おかずはチョット質素かな?1泊2食7500円也、マアこんなもんか。

  • 一言

    前回1997-07-05の時は悪天候、今日は快晴、イメージが全く違う。白山は雄大で凄い!見直した。
    でも人が多すぎる。メインを外せば静かな山旅が・・・


    [2012-07-27]    別山・三ノ峰・杉峠

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    野営場入口の橋を渡る ⇒
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    赤谷に下る ⇒
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    少し登ると水の流れが ⇒
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    やや急勾配の油坂 ⇒
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    油坂の頭を通過 ⇒
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    天池を左に見る ⇒
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    湿地帯とハクサンコザクラ ⇒
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    大屏風付近の池 ⇒
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    ガスがとれ御舎利山が ⇒
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    御舎利山ノ登リカラノ白山 ⇒
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    別山・御舎利山ノ鞍部ヘ ⇒
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    御舎利山にて ⇒
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    御舎利山からの別山 ⇒
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    別山にて ⇒
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    別山カラノ御舎利山・白山 ⇒
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    別山からの別山平・三ノ峰 ⇒
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    別山平:ニッコウキスゲ群生地 ⇒
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    イブキトラノオ群落もある ⇒
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    別山平から三ノ峰へ ⇒
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    三ノ峰にて ⇒
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    三ノ峰避難小屋へ下る ⇒
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    大展望の西尾根を下る ⇒
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    願教寺山〜野伏岳の峰 ⇒
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    剣ヶ岩とはコレ・・・? ⇒
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    上小池分岐の六本檜 ⇒
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    南竜のお弁当をいただく ⇒
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    六本檜ノ先ハ一部藪ガ深イ ⇒
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    杉峠に到着 ⇒
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    杉峠直下のチョロ水 ⇒
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    道標のある林道に出る ⇒
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    林道交差点の埋火の里 ⇒
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    三ッ谷橋のゲートに出る ⇒
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    市ノ瀬駐車場に戻る ⇒

    朝4時に起きる。支度して玄関に出ると・・・かなりの雨が降っている。
    簡易カッパしか持たない我々では凍え死んでしまう?暫く待つと小降りになりガスに。
    もう大丈夫だ。しかし出発が1時間程遅れてしまう。

    野営場入口の橋を渡り右へ、野営場を巻く平坦道を行く。草がやや茂りドロンコ状態である。
    小さな湿地平原に出ると野営場からの道と合流する。どうも野営場を横切ったほうが良さそうである。
    この平原の先で赤谷へ向かって下りとなる。最低部から少し登った所で本流の沢を横切る。

    ここからイヨイヨ油坂の頭まで急登が続く。先行する大阪のご夫婦が見え隠れする。そして追い越す。
    油坂の頭に着くともう1組のご夫婦が花を愛でている。付近の斜面は花畑、一服したいが先は長い。
    ここからは稜線上を行く道である。花を中心に池とかガレ場が現れる。
    天気が少しずつ回復、御舎利山ピ−ク手前東側斜面を登る頃にはガスが完全になくなる。ヤッタネ!

    御舎利山のお花畑を楽しみながら登り、御舎利山と別山の鞍部に出て御舎利山をピストン、別山の山頂へ。
    上小池からのご夫婦、単独の方が1名おられ、後から単独中年の女性がチブリ尾根から登って来る。
    エッ、すごい!マダ8:30なのに・・・他にも続々?単独の約2名程の方が。
    二等三角点のある山頂の景色は白山同様凄い!南白山方向に雲がかかるが実質360度マール見え。
    雄大な残雪の白山と来た稜線、振り返れば別山平の先にこれから向かう三ノ峰が・・・満足度120%かな。
    南竜山荘の朝食弁当1つを半分づつ分け合ってイタダク。

    別山神社の前(北側)から三ノ峰に向かう。やや急勾配の道を下り別山平に入る。
    ここはニッコウキスゲの咲き乱れる平原で、イブキトラノオの群落、御手洗池もある。
    この辺から上小池からの登山者が多くなりはじめ、徐々に煩わしくなる。
    更にアップダウンしながら下り最低鞍部から登り返す。見た目より簡単に三ノ峰の頂上に立つことが出来る。

    ここも展望抜群?丁度ガスがかかり・・・残念。笹の藪を抜けお花畑の斜面を下り三ノ峰避難小屋に着く。
    中を覗くと非常に綺麗で毛布も4つ準備されている。
    ここから六本檜へは標高差650m、日を遮る樹木が全く無い展望抜群な下りが続く。
    左に銚子ヶ峰、願教寺山、野伏ヶ岳、奥は大日ヶ岳、前方は赤兎山、大長山など。
    しかし直射日光がまともに当たり暑い!
    眼下の尾根を見渡すと登ってくる登山者の群れ群れ・・・スゴイですね!こんなに人気がある山だったとは。

    暑さでダウン寸前、よれよれで注連飾りのある六本檜に着く。ここで昼食、残り1つ南竜山荘弁当を分けてイタダク。
    食べていると滋賀のお若い二人連れが上小池から登ってくる。
    いまからピストンするとのこと。こんな暑さ、こんな時間、こんな急斜面、心の中で大丈夫?とつぶやく。

    六本檜から杉峠に向かう。すると直ぐ道を隠す背丈を越す笹と小枝の藪・やぶ・ヤブ、暑さの中うんざりである。
    でもこれは東側半分で西側半分はヤブが薄い。まとわりつく虫も少く助かる。
    十字路となった杉峠には立派な道標がある。ここは歴史の山道かな?

    ここを北西に派生する尾根に向かって下ってゆく。すると極小沢をいくつか横切る。
    最初の付近に昭文社登山地図に記載の水場らしいものが・・・上流側を見るとカエルがおり、虫もいる水溜り。
    しかし下流側の岩を伝う水は濾されて?意外と綺麗。2〜3口飲む・・・その後腹痛、下痢はなかった。
    回虫・鉤虫・サナダ虫の世代、免疫があるのかも・・・後で孵化し虫下しのサントニンが必要になるかも?

    何の変哲もない尾根道をドンドン下る。暑い!汗がもうでなくなる。鼻周辺が熱を帯び頭がボーッ。
    残り少ない水を飲み干す。早く林道に下って三ツ谷の冷たい水を飲み、浴びたい!
    林道に出て水汲み出来る所を探しながら三ツ谷入口ゲートへ。でも結局適当な所がなかった。

    妻をゲートで待たせ市ノ瀬に車を回収に向かう。帰る白山登山者の車がひっきりなしに通る。
    助手席の人がジロッと、気のせいか・・・途中に水抜き穴から水が・・・こりゃタマラン。
    恥も外聞もなく、しこたま飲み頭から浴びる。生き返る!妻が待っている、急がねば!

    ヨレヨレで静かな市ノ瀬ビジターセンターに戻る。バス待ちの人がチラホラ。
    冷たいジュースを買おうとしたが、旅館の前の自動販売機は売り切れが続出、おまけに高い。
    諦めて登山者用の水汲み場でペットボトルに水を詰め三ツ谷入口ゲートに向かう。

    明日は最短、小原林道から赤兎山と大長山を午前中登りたいと思ったが、妻が拒否反応・・・
    「炎天下お付き合いいただきご苦労さん。」しぶしぶ了解し帰ることにする。
    来た道を戻り無料の中部縦貫、油坂トンネルを抜け白鳥西ICで出て岐阜大和の道の駅「やまと」へ。
    お気に入りの温泉で3時間程入浴、入念にリハビリ、塩をなめ水をガバガバ、郡上八幡ICから浜松西ICへ。
    往く前日は「なでしこJ]、「移動日は駐車場」、「南竜山荘ではイビキ」、「今日は山登りと移動で御前様」。眠い!

  • 一言

    稜線は静かで雄大で大満足、でもこんな暑さの中で長時間、最後には藪漕ぎもありコリャ灼熱地獄登山だね。