遠州の140山
亀ノ甲山  → 
 
池ノ平  → 
 
ボンガ塚  → 
 
大津
          848m(881.3m)   654m     943m    1074.5m


    亀ノ甲山〜大津周辺地図      YAHOO地図      国土地理院

     

  • 登山日          2011年4月2日

  • 移動行程

     2011-4-02      亀ノ子山→池ノ平→ボンガ塚→大津

      自宅→浜北→国152→[水窪池ノ平登山口:亀ノ甲山〜大津]→南信濃:カグラノ湯→[水窪:国盗り]泊

     2011-4-03      浅間山

      →大津峠:付近偵察→長尾:観音滝→途中島→桂山:カタクリの里→池島→船戸・大井橋→山香小
      →[西渡:浅間山]→光明寺→天竜:鳥羽山公園→浜北→国362→都田→極楽湯→自宅

     *水窪:大津峠・観音滝・カタクリの里、天竜:光明寺、鳥羽山を巡った写真 は2011年日々の出来事を御覧ください。

  • 登山行程

      4:20  登山口(7:40)→尾根上→三角点分岐→三角点→(9:50)亀ノ甲山(10:00)→池ノ平→稜線→(12:00)ボンガ塚

      3:40  ボンガ塚(12:20)→林道終点→大津峠→(13:50)大津(14:00)→尾根道〜林道〜→神原→(16:00)登山口

  • 詳細

     ●池ノ平登山口→亀ノ甲山→池ノ平→ボンガ塚

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    池ノ平登山口を入る ⇒
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    警告看板が2ケ所ある ⇒
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    送電鉄塔分岐を右へ ⇒
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    尾根上に向かう ⇒
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    尾根を乗り越える ⇒
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    伐採第1展望地を行く ⇒
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    第1展望地:井戸口・竜頭山⇒
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    伐採第2展望地を行く ⇒
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    稜線に出て三角点峰へ ⇒
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    三角点にて ⇒
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    所々藪の尾根を西進 ⇒
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    神社跡?を通過 ⇒
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    亀ノ甲山にて ⇒
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    亀ノ甲山分岐を左折 ⇒
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    池ノ平:池出現地 ⇒
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    池ノ平の平坦地を北へ ⇒
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    稜線目指して登る ⇒
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    稜線に出て北上 ⇒
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    小ピークを通過 ⇒
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    樹間右手に大津の峰が ⇒
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    行く手にボンガ塚が ⇒
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    ボンガ塚の直下を登る ⇒
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    ボンガ塚にて ⇒
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    ボンガ塚から林道へ ⇒

    水窪市街と山住峠への道とに分かれる、水窪橋の交差点の直ぐ手前の左に天竜川林道の入口がある。
    「池の平入口」の標識と「池の平の湧水にかかわる竜神伝説とおかわ御前」の説明板が立っている。
    ここを左折すると直ぐ「山の川橋」を渡り左岸に移る。少し行くと登山者心得があり、この先で小橋を渡る。
    渡った数十メートル先に池ノ平登山口がある。岡崎NO.の車が路肩に止めてあった。我々はマン前に止める。

    入ってゆくと「山林内の事故は一切責任を負いません」との警告板を続けて2ヶ所見る。
    そうです自己責任が基本です!事故を起こさないように慎重に行動しよう!
    少し登ると左から藪っぽい道が合わさり、その先で送電鉄塔への道との分岐に出る。
    国土地理院の地図に記されている道と合流する?と思われるがメインではないようだ。

    この分岐を右に行く。尾根の斜面の右側(北側)を緩やに登って行く道でキツイところは全くない。
    登山口から30分程で尾根を乗り越す。ここにも左から藪っぽいが踏跡が来ている。
    たぶん送電鉄塔分岐に通じているのであろう。

    ここの先で尾根の左側(南側)を行くようになる。二箇所で伐採地を通過する。
    井戸口山、竜頭山等天竜スーパー林道沿線の素晴しい山並みを眺めることが出来る。
    前方にはボテットシタこれから行く三角点峰が見える。ここから先は山道らしくなってくる。

    きつい登りはなく、登山口から1時間20分程で稜線鞍部に出る。
    ここで左折、踏跡を辿って藪のない尾根を登っていくと三角点峰に着く。
    三等三角点を中心に周りの木が大きく伐採されていて明るくはなっているが展望はない。
    木に梱包用布テープが巻かれ亀ノ甲山と記されている。ここは亀ノ甲山ではない筈だが・・・
    亀ノ甲山の東峰が当たっている?

    三角点から尾根沿いに本峰の亀ノ甲山を目指す。
    ここから先は藪である。尾根上を外さないように鞍部に下り、登り返すあたりからの藪がヤヤひどい。
    少しこの藪をこぐとトタン板が現れる。その先にも・・・神社?小屋?跡のようである。
    ここからは明瞭な道となる。どうもこれが本来のルートのようだ。

    少し行くと逆Y字路のような分岐に出る。右はヤヤ下っているので左の高みに行く。
    すると直ぐ終点となり、将棋の駒の形をした西遠山友会と古ぼけた浜松山楽会の山頂標識が掛かっている。
    山頂は狭く展望は全くない。

    ここから池ノ平に行きたいがどのルートにしようか?当たりをつけて真っ直ぐ下ってもいいが・・・
    神社?小屋?跡に戻って明瞭な道を行くことにする。何処に出るのか・・・
    三角点峰のふもとを巻くように進む道で鳥居が現れる。さっきのはやはり神社跡?
    この鳥居の直ぐ先で池ノ平登山口からの正規のルート?と合流する。

    ここを緩やかに下っていくと左に社が現れ、その先の細長い窪地の前に池ノ平の案内板が2ヶ所ある。
    まだこの先の右手にここより低いくぼ地があるが・・・高みにもこの細長い窪地を見るように社がある。
    間違いなくここに水が湧くようだ。でも水がなければ何の変哲もない窪地である。

    往復だけのつもりであったが、まだ時間的に余裕があるのでボンガ塚に行くことにする。
    下りてきた道を戻り稜線に出て北に向かうのが容易そうだが・・・
    結局最低窪地の右の上を奥に行ってから尾根に取り付くことにする。

    剪定枝を踏みしめ方向を定め道なき道を行く。途中で国地図にある稜線分岐への薄い踏跡を確認する。
    国地図ではこの先にも目指そうとしている稜線への道があるようになっている。
    池ノ平の最奥?に行くと転々とピンクのビニールテープが上に向かって真っ直ぐ木についている。
    国地図のルートとは違うが、これを辿ろう!急だが踏跡は明瞭だ。
    登りきる手前で明瞭な道に出て稜線上へ。

    稜線にでた所は標高差20m〜程の極小ピークの南側である。
    極小ピークを超え細長い小ピークを超える辺りから、右手の樹間に天竜川林道と山並みが見え始める。
    大津とその西尾根のノコギリ歯状の峰で、小ピークを下り始めるとボンガ塚が現れる。もう少しだ!
    鞍部に下って最後の登りにかかる。山頂直下のざらざらの斜面を左へ向かい西の肩に出る。
    ここを東へ、北がガレた藪っぽい尾根の踏跡を辿ると山頂に着く。

    狭い山頂で展望は全くない。ここにも西遠山友会と浜松山楽会の山頂標識が掛かっている。
    山頂から先の踏跡を偵察する。しかし危ない崩壊地があり、さらに下ると急斜面の藪となる。
    *危険が危ない?ので大津にいく場合は、明瞭な西の肩から北に下った方がいい。

     ●ボンガ塚→大津→神原→池ノ平登山口

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    林道からの日本ヶ塚山 ⇒
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    自然落石ノアル林道ヲ行ク ⇒
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    長尾山カラ北に連なる峰 ⇒
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    大津峠から第1トンネル上へ ⇒
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    しかし枝藪で急だ ⇒

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    第1トンネル上に出て大津へ ⇒
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    なんと遊歩道に出る ⇒
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    大津にて ⇒
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    NO.49送電鉄塔に到着 ⇒
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    林道ニデルト:ボンガ塚(左) ⇒
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    林道脇のマンサク ⇒
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    林道脇のキブシ ⇒
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    林道カラノ常光寺山 ⇒
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    林道から尾根道へ ⇒
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    尾根途中:水窪市街展望地 ⇒
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    鉄の梯子で尾根道へ ⇒
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    神原稲荷大明神を通過 ⇒
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    神原の貯水池に到着 ⇒

    ちょうど12時、昼食を摂りながら池ノ平の登山口に戻るには・・・五万分の1の地図を眺める。
    来た稜線を戻ってもいいが、大津経由で南東尾根を神原まで真っ直ぐに下れれば大差ないようである。
    よしっ!最悪林道歩きの心配もあるが大津経由にしよう。

    肩まで戻って北斜面の急坂を下り、ボンガ塚北の鞍部に向かって水平の杣道を行くと林道終点に出る。
    飯場の小屋があり覗くと作業者は昼の休息中。会釈し通過させてもらう。
    ここから尾根に取り付いてもいいが974m峰(クロテ山)が高くそびえている。
    その先もノコギリ歯状の尾根である。
    時間が掛かりそうだし、疲れが出はじめていたので林道を歩くことにする。

    この林道は展望がナカナカいい。日本ヶ塚山〜八嶽山、長尾山〜観音山〜熊伏山の連山を楽しめる。
    林道を歩くこと30分程で、大津峠の大きな案内板と開通記念碑がある第一トンネルの北出口に着く。
    地図ではこの北にある第二トンネルの上が大津峠のはずだが・・・

    ここから大津に登るには・・・まず第一トンネルの上に出よう。
    少し第二トンネル方向に行ってみるが取付出来そうな所が無い。
    大津峠案内板の前、左手に頑丈な落石防護ネットとコンクリート打ちされた防護壁の間が開いている。
    石がごろごろ転がっているがここからくらいしか登れそうにない。意を決して・・・

    わずかな距離だが藪の急坂である。いつもは弱音を吐かな妻が悲鳴を上げる。
    私が先頭に立ち、枝払い役となりルートを確保、第一トンネルの上に出る。するとしっかりした踏跡がある。
    第一トンネルに出る少し手前にノコギリ歯状の尾根に取り付ける所があったので上がっていれば・・・

    東に進み巡視道を横切り登っていく。左からの尾根上にでると何何んと遊歩道に出る。この道はどこから?
    ここを右折し階段を登り切ると大津の山頂に出る。展望はなく二等三角点が設置されている。
    もう14時で先が心配である。最悪天竜川林道を歩くことになるかも?急がねば!

    踏跡薄い南東尾根に向かうと急坂となり、やや藪っぽい所を抜けるとNO.49送電鉄塔に出る。
    ここから明確な巡視道となる。さらに下ると大津峠の道標がある天竜川林道に出る。
    キブシとマンサクの花が咲いており、歩いてきた亀ノ甲山〜ボンガ塚、そしてノコギリ歯峰がばっちり見える。
    前方の電波塔のある高台を左から巻く林道を下ると、東側が大展望で眼下の水窪市街地の上に・・・
    常光寺山の左に麻布山、その先に雪をまとった黒法師岳から北、南ア深南部の山々が見える。すごい!

    この高台の南にくると尾根を下る道がある。これで南東尾根には道があり問題ないと一安心する。
    どんどん下っていくと、コンクリート打ちされた壊れた手摺のある、水窪市街を望めるガケを通過する。
    そして再び天竜川林道に出る。この先で尾呂、池ノ平登山口方面に分かれる3差路に出る。
    池ノ平登山口方面に行くと直ぐガードレールの隙間に神原方面に下る階段がある。
    ここからは天竜川林道を歩いたほうが池ノ平登山口へ戻るには早いかもしれないが・・・

    やっぱ尾根を下ったほうが面白いかな?というわけで下っていくと作業小屋のある畑に出る。
    イノシシの捕獲ワナが設置されているとの注意板がある。
    その先の畑に、お一人さびしそうにワンちゃんが。まだ寒いのに毛が抜けておりストレス?お年?
    たぶん鹿・イノシシ避けにされているのであろう。

    更に下り神原稲荷大明神を通過、その先で水道施設のある舗装の道に出る。
    神原集落の上でショートカットし水窪橋に出ようとしたが・・・民家の庭先のような・・・
    そしてデタラメ歩いて段々畑を抜け、水窪公民館前を通り水窪郵便局の横に出る。
    10月24日入山した鈴木栄治さん61才が遭難し探しているとの張り紙が。局番からすると浜松の方のようだ。
    何処に行ったのだろうか?単独行は気楽でいい。でも年をとってからはリスクが高くなるので・・・

    自販機でコーラを飲みながら水窪橋の交差点に出る。
    妻を水窪橋バス停に待たせ、車を取りに10分弱歩き池ノ平登山口に戻る。
    今日は泊まりである。南信濃のかぐらの湯に浸かりに行こう!しかし兵越峠はチェーンが必要とある。
    そんな準備はない。今日は暖かかったので大丈夫?ダメだったら戻ればいいので、まず行ってみよう!

    やはり雪は解けて南信濃側の道路脇に多少ある程度。しかし道路はウエット、冷え込むと朝は・・・
    前日の予報では寒波だったので、道の駅遠山郷に泊まるのは止め、風呂だけ1:30程浸かる。
    ヨシマルヤストアで買出し、観音水とかぐらの湯をそれぞれ4Lペットボトルに詰め水窪に戻り国盗りで宿泊する。

    明日は大津峠から風越峠まで歩くことにする。大津峠までは奮発してタクシーを利用しよう。
    水窪タクシーに電話し6:30でお願いすると、営業時間は8:00からでビタ一文ならぬビタ一時もまからぬとのこと。
    これだったら下から歩るいても時間は同じで、タダであるので予約を断念する。
    この後天気予報を確認する。曇り時々晴れの予報が、曇りのち12時頃から雨に変わっている。
    予約しなくてよかった。今日は沢山歩いたので明日は水窪の迷?所を回って早く帰ろう!

    夜中の1時に車内を照らす懐中電灯が光る。ウん誰だ!?すると外で「寝ているみたいだ。」の声が。
    警ら中のおまわりさんかな?ご苦労さまです。でも起こさないで頂戴!

  • 一言

    沢山歩いて疲れたが、水窪の山の奥深さを更に深く感じさせてくれる山行であった。