関西・近畿百名山

土蔵岳(ツチクラダケ) 1008m


     土蔵岳周辺地図      国土地理院

     

  • 登山日          2016年5月23日

  • 移動行程        全走行距離 560Km

     2016-05-21     金糞岳賤ヶ岳

      自宅→浜松西IC→関ケ原IC→坂浅東部広域農道→県264→鳥越林道→鳥越峠[金糞岳]
      →鳥越林道→県265→国365→余呉湖荘[賤ヶ岳]→[己高庵]入浴→道の駅[あぢかまの里]泊

     2016-05-22     横山岳

      道の駅→木之本→杉野[横山岳]→網谷川[横山岳]→国303→道の駅[藤橋]入浴→砥谷P泊

     2016-05-23     土蔵岳

      砥谷P[土蔵岳]→国303→国417→大垣西IC→養老JCT→浜松西IC→自宅

  • 登山行程

      2:30  砥谷橋P(6:00)→砥谷林道→(7:00)林道終点→戸谷本谷→稜線鞍部→(8:30)土蔵岳

      1:40  土蔵岳(9:00)→稜線鞍部〜戸谷本谷〜(9:50)林道終点〜砥谷林道〜(10:40)砥谷橋P

  • 詳細

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    通行止め、理由は? ⇒
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    積雪・落石 ⇒
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    路肩決壊・・・本当かな? ⇒
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    駐車地を出発 ⇒
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    駐車地に並んだミツバチ箱 ⇒
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    フジの花が満開だ ⇒
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    砥谷橋の横を入る ⇒
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    直ぐ林道に出てしまう ⇒
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    ノリウツギが咲いている ⇒
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    イモリが水泳中 ⇒
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    対岸はフジの花林 ⇒
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    林道側斜面も花がスゴイ ⇒
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    でも林道はグチャグチャ ⇒
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    広場を通過 ⇒
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    これはもう田んぼです ⇒
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    夏草掻き分け進む ⇒
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    林道終点のようだが ⇒
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    沢に入る ⇒
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    小滝が、直登は無理? ⇒
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    左から高巻く ⇒
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    今度の小滝は右から ⇒
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    ナメ床を行く ⇒
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    沢分岐1は右へ ⇒
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    沢分岐2も右へ ⇒
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    沢分岐3を左へ ⇒
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    稜線尾根に出て右折 ⇒
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    池が現れる ⇒
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    急登、山頂部平坦地に着く ⇒
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    土蔵岳にて ⇒
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    頭上3mにHYCのプレートが ⇒
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    山頂を去る ⇒
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    林道終点に戻る ⇒
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    林道入り口に帰着 ⇒

    全4種の関西近畿百名山166座を登ろうとした場合、登りにくい難関の1つに入ると思われるのが土蔵岳だ。
    登山道がないので積雪期登山がメインで多数の記録がネット上に掲載されている。
    何処から登ろうか?時期は?・・・無雪期に砥谷橋から林道を歩き、沢をつめて登ることにしていた。

    前日、道の駅「星のふる里ふじはし」で入浴し、登り口となるネグラ予定の砥谷橋に向かう。
    沿線でコンビニ、スーパーを探すが、こんな山奥にあるはずがない?集落に入ればあるのかも?
    途中にある道の駅「夜叉ヶ池の里さかうち」に寄り、トマト、アユの甘露煮、パンをゲットする。
    あとは緊急用に持参した地震用に保管してあった賞味期限の切れたアルファ米。これで十分だ。

    八草(ハッソウ)トンネル手前から入浴前に偵察済みの「日の裏林道」へ。
    ところが開いていた「日の裏林道」のゲートが閉まっている。三角ゲートをどかして入る。
    約2.0Km走り砥谷橋手前のミツバチの巣が6個並ぶ広い空き地で泊まる。徒歩でもゲートから0.5時間程だ。
    沢に下りられるので水も得られる。湧き水ではないので利用する時は煮沸した方が良さそうだ。

    フジの花が見事に咲く駐車地から200m程先の砥谷橋へ向かう。その橋の手前に砥谷林道入口がある。
    砥谷橋に行ってみると左岸に踏み跡がある。渓流釣りかな?最初から林道を歩くよりココヲ入ろう。
    入ると夜露のしこたまついた草薮、100円カッパズボン、スパッツ、靴は直ぐびっしょり。
    そして直ぐ林道に出てしまう。なんか損したみたい。

    この林道が大変だ。出水でドロンコ、水たまり、夏草が茂り奥に行けば行くほどひどくなる。
    イモリが遊ぶ水溜まりもある。しかし周辺はフジの花が咲き誇っている。
    これはもう砥谷でなくフジ谷だ。絡まれた杉、檜は大丈夫?タニウツギ、ノリウツギ等の花々も楽しめる。

    約1時間で地図上の林道分岐付近に着く。???夏草の薮で何処が分岐か判別不能で通り過ぎる。
    そして林道終点とオボシキ所に着く。さてココからどう行こうか?右が明るくて踏み跡?も。
    登って行くが・・・これは予定とは違うな。このまま登ると土蔵岳の南尾根を登るようになるね。
    登れればそれでもいいが激薮になったり、壁に捕まると・・・戻ろう。

    左の薮を掻き分け沢に入る。水量が少なくチッコイ沢、もう源流に近い感じだ。
    多分大丈夫、これは行けるね。滝、崖の所以外は出来るだけ沢をつめよう。
    下山の時に林道終点に上がる目印として長めの赤テープを付ける。
    これで帰りは沢を忠実に下れば大丈夫だ。

    下部は沢の中が基本だが右岸に薄い踏み跡が所々にある。これを利用しながら登る。
    夜露の付いた薮漕ぎで下半身は濡れネズミ、沢の水で靴の中はグシャグシャ。
    中盤からは踏み跡が消え、薮が深すぎるので沢の中を行く。この転換点に赤テープを付ける。

    上部に来ると沢分岐が3ヶ所現れる。
    流木、流枝、流ゴミ溜まりがない沢の方へ行きやすいが、「真っ直ぐ北へ」を基本に進む。
    何時しか水が消え雑木帯となる。枝薮を掻き分け登ると稜線出合、着いた!
    小さな赤の絶縁ビニールテープが木に付いている。赤テープを長めに追加する。

    この分岐から少し登るとヤヤ広いうねりのある尾根に出る。オタマジャクシが泳ぐ小さな池もある。
    踏み跡がない?ので適当に登って行くと山頂平坦部北、尾根分岐に出る。
    左は猫ヶ洞に向かう薄い踏み跡がある尾根で、ココを右に進むと土蔵岳の山頂に着く。

    ブナの木に古ぼけた標高1008mプレートがブル下がっているのみで展望は全くない。
    妻が「こんな所の為に登ってきたの?」と不満タラタラ。「これが本当の山登りだよ。」
    HYCと書かれた緑の小さなプレートが頭上3mの高さに掛けられている。
    積雪期に登山した方が付けたようだ。

    さて下山だ。付けた3個の赤テープ(残置)と記憶をたどりながらスイスイ林道終点に下山する。
    林道を戻って行くと林道入口に駐車した名古屋NOの車の山菜盗り?の老夫婦とすれ違う。
    駐車地に戻って着替え、沢で泥だらけになった登山靴を歯ブラシで洗う。オッ新品、イヤ古珍品だ!
    帰り支度をしているとミツバチの巣の所有者がやってくる。ジロジロ、気のせいかな?

    閉められた三角ゲートをどかし「日の裏林道」から国303に出る。
    どう自宅に戻ろうか?滋賀県側の木之本ICに出た方が時間的に早いと思うが未だ昼前だ。
    部分開通の東海環状自動車道の大垣西ICに出よう。ナビをセットするが・・・
    信号機の多い国303〜417を走らされる。(国303〜山側の県道、池田温泉経由が快走路。)

    油が少ない・・・大垣市内までダイタイ単価115円〜120円の表示が多く高いような気がする。
    このまま走ろう。養老JCTでガソリン残量が三本になる。大丈夫だろうか?
    時速80〜90q、出来るだけトラック、ワゴンの後をついてゆく。
    嫌がってスピードをコントロールする車もある。

    登山口から約3.0時間程で浜松西ICに着く。給油ランプはマダ二本になったばかり。
    10年超のファンカーゴでも省エネ運転だと、かなりリッターあたりの距離が伸びるね。
    久しぶりに幸楽苑志都呂店に寄り野菜ラーメン・餃子ランチで遅い昼食をとり帰宅する。

  • 一言

    展望なし、ドロンコと薮、源流歩き、なんかイヤラシイ山でした。満足感はありますが・・・