日本三百名山・山梨百名山(笊ヶ岳)
 静岡の百山(全山)

生木割山 → 笊ヶ岳 → 布引山
 2539.7m        2629.4m      2584.1m



     笊ヶ岳周辺地図      YAHOO地図      国土地理院

     

  • 登山日          2008年10月12日〜13日

  • 移動行程

     2008-10-11     移動

       自宅→浜松西IC→相良牧ノ原IC→川根温泉→井川→[畑薙第一ダム]→[椹島ロッジ]泊

     2008-10-12     生木割・笊ヶ岳

     2008-10-13     布引山

       畑薙第一ダム→井川→川根温泉→相良牧ノ原IC→浜松西IC→自宅

  • 登山行程

     2008-10-12  生木割・笊ヶ岳(小笊往復)

      10:00  椹島(4:50)→笊ヶ岳登山口(5:00)→(10:50)稜線分岐(11:20)→生木割[往復2:40]→(14:00)稜線分岐
            →(14:30)笊ヶ岳(15:10)→小笊往復[0:40]→(16:00)笊ヶ岳直下テント泊

     2008-10-13  布引山

       8:00  テント場(6:00)→(6:40)布引山→(8:30)所ノ沢越→中ノ宿沢→(12:00)中ノ宿橋→(14:00)沼平ゲート

  • 詳細

     2008-10-12  椹島→生木割→笊ヶ岳→笊ヶ岳直下テント泊

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    行き帰り川根温泉で入浴 ⇒
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    椹島の受付 ⇒
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    食堂 ⇒
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    夕食 ⇒
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    風呂 ⇒
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    白幡史郎写真館 ⇒
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    笊ヶ岳登山口 ⇒
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    鉄塔が現れる ⇒
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    中腹を行く ⇒
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    第一水場 ⇒
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    紅葉の登山道を行く ⇒
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    第二水場 ⇒
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    第三水場の滝 ⇒
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    第五水場の紅葉 ⇒
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    岩稜帯を登る ⇒
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    上倉沢に出る ⇒
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    偃松尾山を望む ⇒
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    涸れ沢を行く ⇒
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    枝尾根から赤石・荒川岳 ⇒
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    稜線分岐に到着 ⇒
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    分岐付近からの富士山 ⇒
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    偃松尾山から生木割へ ⇒
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    ガレからの笊ヶ岳 ⇒
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    ガレを生木割へ ⇒
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    ガレからの上河内・聖岳 ⇒
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    ガレからの塩見・白根三山 ⇒
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    生木割にて ⇒
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    稜線分岐に戻り笊ヶ岳へ ⇒
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    生木割を振り返る ⇒
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    笊ヶ岳にて ⇒
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    雲間の上河内岳・聖岳 ⇒
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    藪の小笊にて ⇒
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    笊ヶ岳直下でテント泊 ⇒

    3連休、初日の午前は雨、よって夕方、椹島まで入っておくことにする。自宅をノンビリAM9時に出発。
    道の駅併設の川根温泉でSLを見ながら入浴し、14:00頃畑薙第一ダムに着く。駐車場は満車で路上駐車も。
    ダムの反対側にも駐車している車がある。かなりの入山者があったようだ。この雨の中を・・・
    15:00のバスは我々入れて5名であった。椹島まで運ちゃんが周辺の山々、木の実などを解説してくれた。
    椹島で17時の夕食まで散策。白幡史郎の立派な写真館が出来、それにつれトイレなど他の施設も新しくなっていた。
    4人の学生さんが何と畑薙ダムから歩いて到着。更に先でテント泊、千枚方面に向かうとのこと。若いって素晴しい!
    椹島ロッジに夕食付きで泊った方は6名、テント場は2張と空いていた。

    翌日、まだ暗い4:50頃に椹島ロッジを出発。滝見橋の先の登山口からAM5時丁度に真っ暗な中を登り始める。
    明るくなってからの方がいいが、テントを背負っての長丁場。ヘッドランプをつけて登るが足元が危ない。
    約1100mの登山口から2000m付近迄はアップダウンの無い登りである。途中の送電鉄塔以外に目標物がない。

    2000m付近で踊り場から少し下り、緩やかに登って行くとトラバース道になる。
    第一の水場を過ぎ、第二、第三〜第五の水場の区間は、足元の悪い所があるアップダウンの道で慎重に通過する。
    第五の水場で明日までの水、2L×2人分を空ペットボトルに詰める。この重さがかなり肩にのしかかる。

    岩稜帯の尾根を乗り越え上倉沢の広い河原に下る。水は全く流れていない。5分下ると水があるというが?
    一旦樹林帯に入り抜けると、沢沿いの踏み跡程度の道となる。背後の赤石岳が後押しをしてくれる。
    途中から沢を離れ尾根に取り付く。暫く登ると赤石岳・荒川岳の好展望地を通過する。もう稜線は近い。

    富士山の見える稜線分岐で一休み。所ノ沢越から来たお二方と出会う。ここに荷物をデポし生木割の往復に向かう。
    一旦下って登り、偃松尾山の山頂直下を左に巻いてガレに出る。ここの展望は素晴しい。特に笊ヶ岳がいい!
    ガレから再び樹林帯の中の道を登る。展望は樹間のみである。急な登りは無い。
    着いた山頂は樹木に囲まれ展望は全くない。CATVのアンテナ、三等三角点、立派な標柱が設置されている。
    横にはテントが数張り張れるスペースがある。

    稜線分岐まで戻り笊ヶ岳に向かう。分岐からは30分ほどである。この頃、山々はガスで見えなくなりつつあった。
    中間地点まで登った時、地図を落としたこと気付く。妻を先に山頂に行かせ、私はかなり戻って探したが・・・
    大汗かいて山頂で合流、今しがたまで単独の方がいたとのこと。
    狭い山頂で暫し休息していると、突然、ガスの先に聖岳方面が一瞬出現、カメラに収める。

    ここまで来たら小笊に行きたいので、山頂から小笊に向かう。
    藪っぽい入口から立ち木、木の根につかまり急斜面を下り鞍部に着く。
    岩稜帯を登り返した先から、少しの間本格的な藪漕ぎをすると、木に青い標識と小猿のプレートがかかる山頂に着く。
    無理してくる必要は無かったかな?しかし来て見なくては分からない!

    今日は充分歩き回った。布引山まで行きたかったが、笊ヶ岳を10分ほど下った所でテントを張る。
    夕食後、タイツ等ほとんどの衣類を着てシュラフに潜り込む。暖かい・・・ウト、ウト、ウト・・・
    強風が時折吹き、テントに枯葉がザーザーと落ちてくる・・・

     2008-10-13  稜線→布引山→中ノ宿→畑薙第一ダム

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    朝の笊ヶ岳 ⇒
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    布引山へ向かう ⇒
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    布引山にて ⇒
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    布引山を出発 ⇒
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    所ノ沢越へ向かう ⇒
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    稲又山〜青笹山稜線 ⇒
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    稲又山・青薙山 ⇒
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    青笹山 ⇒
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    踏跡不明瞭の第二ピーク ⇒
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    所ノ沢越に到着 ⇒
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    トラバースが続く ⇒
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    水場が三ヶ所現れる ⇒
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    2000m地点通過 ⇒
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    辺りにトリカブトの群落 ⇒
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    大きく育ったキノコ ⇒
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    天狗岩を通過 ⇒
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    中ノ宿沢を横切る ⇒
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    中ノ宿吊橋を渡る ⇒
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    林道にいたネズミくん ⇒
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    畑薙橋付近を行く ⇒
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    沼平ゲートに帰着 ⇒

    良く寝れなかったが、体は休養充分である。しかし、起床が5:15と完全に出遅れる。
    急いでテントをタタンデいると、お一人笊ヶ岳に向かってゆく。出発は6:00となってしまう。
    これでは、青薙山を越え畑薙第一ダムまで戻るのは無理?と判断し、所ノ沢越から下ることにする。

    テント泊した所から下って布引山に登り返すが、布引というくらい山頂まで意外と長い。
    山頂の直ぐ手前に好テント場があり、二つテントが張られていた。
    山頂は樹木で囲まれ展望はない。生木割と同様、三等三角点と立派な山頂標柱が設置されていた。

    ここから所ノ沢越まで、約500m強の下りである。布引の大崩、急なガレの淵を一気に下って行く。
    途中、稲又山とそれに隠れるように青薙山、左に青笹山・山伏が見える好ポイントが所々にある。
    鞍部まで下ってから所ノ沢越まで小さなピークが3つある。中間のピークのルートが判りづらい。
    東側のガレの淵を行くのが正解である。(我々はテープ、踏み跡のある西側に下ってしまい約20分ロス)

    所ノ沢越に着くと、静岡の方が居られた。青薙山から来て中ノ宿へ下るとのこと。
    青薙山の状況を聞くと、倒木はあるが踏み跡はシッカリ残っており、テープはいたるところにあるとのこと。
    この方と前後しながら下ることになる。
    下り始めると直ぐに水量の少ない第一の水場に着く。ここで喉を潤す。この先に第二、第三の水場がある。
    ここから2000mの下降開始点まで全くアップダウンの無い、足元の危ない長い尾根の巻道となる。

    2000mの下降開始点からは一気に1100mまで下る。途中、トリカブトの群落、大きなキノコを見る。
    大きな天狗岩の横を通り過ぎ、中ノ宿沢に出る。橋はないので少し中ノ宿沢を上流に行き、砂防堤の前で横切る。
    静岡の方は、下流の巨岩のごろごろした所を渡っていた。
    沢から少し登って大井川本流沿いに危なっかしい岸を慎重に南下すると中ノ宿吊橋に出る。

    中ノ宿吊橋を渡った所で休息、軽い食事をし、畑薙第一ダムまでの長い林道歩きに備える。
    林道の途中では、林道脇にお地蔵さん、何故かネズミが、菊の花の群落などを見かける。
    約2時間で沼ノ平のゲートに帰着。妻と荷物を置き、畑薙第一ダムの車に向かう。
    途中、静岡の方の車に乗せていただく。疲れていたので、距離は僅かでも感謝!感謝!

    帰る途中、車の横を飛び出したガードレールで擦ってしまう。大したこと無かったが、気をつけねば・・・
    帰りも川根温泉に立ち寄り、1時間半ほど入念にマッサージ、特に高温の源泉が足に心地よかった。

  • 一言

    笊ヶ岳で日本三百名山を夫婦で完登。これが山登りだ!と実感する「二人の山旅」が出来た。