日本三百名山・静岡の百山

大無間山 2329.6m


     大無間山周辺地図      YAHOO地図      国土地理院

     

  • 登山日          2005年11月19日(土)〜11月20日(日)

  • 移動行程

     2004-11-12     小無間小屋

      浜松西IC→焼津IC→1号線バイパス→静岡北→油島→井川→[田代駐車場]

     2004-11-13     大無間山

      田代駐車場→井川→油島→静岡IC→浜松IC→極楽湯→帰宅

  • 登山行程

     2005-11-19

      2:40  田代駐車場(11:00)→諏訪神社→登山口→1796ピーク→(13:40)小無間小屋泊

     2005-11-20

      4:20  小無間小屋(6:10)→(8:30)小無間山(朝食)→(9:00)唐松谷ノ頭→展望所→(10:30)大無間山

      4:30  大無間山(10:50)→唐松谷ノ頭(昼食)→(12:10)小無間山→小無間小屋(13:40)→(15:20)駐車場

  • 詳細

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    諏訪神社入口 ⇒
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    神社への林道横切る ⇒
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    登山届出所 ⇒
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    紅葉の登山道 ⇒
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    大岩 ⇒
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    1796ピークに到着 ⇒
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    1796ピーク三角点 ⇒
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    ピークからの大無間山 ⇒
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    小無間小屋 ⇒
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    夜明けの鋸歯 ⇒
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    朝日を浴びる小無間山 ⇒
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    P1から下る ⇒
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    小無間途中からの南ア ⇒
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    小無間山の山頂 ⇒
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    唐松谷ノ頭からの大無間山 ⇒
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    ヌタ場 ⇒
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    展望所からの南ア ⇒
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    大無間山の山頂 ⇒

    [2005-11-19]

    井川キャンプ場の先の左側に8台駐車できる田代駐車場に車を停める。
    きれいなWCが有り、無人販売の露天屋台もある。登山者と思われる車が1台駐車している。
    我々が停めて、準備をしていると、露天屋台の番人らしき人がやってくる。
    代金と品物の確認?屋台を覗き込んだ後、こちらの方をジロジロ見ている。
    駐車場から畑薙方面に向かい、直ぐ左に折れる。突き当たりで右に曲がり進むと諏訪神社入口の鳥居に出る。
    水がパイプから出ている。手洗い用と思われ飲んだら生ぬるい。(本では名水と書かれていたが本当か?)
    鳥居を潜り登って行くと、神社へ通ずる林道に出る。この林道の途中に1台、路肩駐車している。
    多分、登山者と思われる。

    実は田代に駐車する前にこの林道を走る。キャンプ場の前から入るが、関係者のみと看板が出ている。
    林道行き止まりの神社にはかなり広い広場があり、ここからの方が登山口に断然近い。
    地元のルールを守らないといけないので戻って田代に駐車した。

    林道から少し登ると登山届出所に着く。ここから1796mピーク(P4)まで1000mほどを登る。
    途中で単独登山者とすれ違う。もう一人、日帰り登山者がいてこの時刻は山頂付近とのこと。
    ひたすら登り、頭上に大岩が見えれば1796mピークは目前である。
    1796mピークは広くて西方の眺めが良く、大無間山を見ることが出来る。
    ピークの奥の樹林の中には青色の静岡県営避難小屋があり、今日はここに宿泊、誰も居なく貸切である。
    汗がなかなか乾かず、寒い! 全部着込みシュラフに潜り込み少し1時間ほど仮眠。
    PM4時前であるがコンビニで買った惣菜+おにぎり+焼酎で早い早い夕食とする。

    日帰り登山者が通った気配はなく心配しながら眠る。
    夜、風邪強くカンカンと金属音が・・・はじめは登山者のスズの音かと思ったが違う。
    遠くなったり、近くなったり、何なんだろう?
    遭難者の亡霊がならしているのでは・・・・今でもわからない。
    寒い! とにかく寒い! やたらに寒い!(実は、月曜日以降、風邪でダウン)

    [2005-11-20]

    朝、完全に明るくなるのを待って6時過ぎに出発する。快晴である。
    手袋、靴下は二重かつ足サポしているが手足の指が冷たく痛い。
    ホッカイロを両ポケットにシノバセ、危ないが交互に手をポッケに入れて登る。
    途中、開放感抜群の自然のWCに立ち寄り、本格的な登りに備える。

    P3→P2→P1を順調に越えるが、小無間の山頂まで非常に長く感じる。
    小無間山の山頂で暫し休息、朝からなにも食べていないのでパンをほうばる。
    これから先、大無間山頂まで大きなアップダウンはない。距離があり時間との競争である。
    唐松谷ノ頭で暫し大無間山の展望を堪能。

    標識も何もない倒木の中無間山、ヌタ場を過ぎ、遭難碑の先で右の方向に行けば展望所に出る。
    真正面に光岳、そして右に茶臼岳、上河内岳、赤石岳、聖岳そして左手には池口岳、黒法師岳等が・・・
    ここから少し先に行くと山頂である。山頂は広く、樹木で展望はない。
    横には大きなポリタンクが3個、丸太棒、ビニールシートが雑然と置いてある。
    ケシカラン! 早く片付けて欲しいものである。

    帰り、遭難碑の先で二人連れの日帰り登山者に出会う。時刻は11時過ぎ、早い!
    かなり早いペースで登ってきたと思われる。
    唐松谷の頭まで下り、漬物とおにぎり、つまみの残りで昼食。その頃、山頂にガスがかかり始める。
    小無間山とP1とのコルで下っている一人の登山者に追いつく。
    こんな所に下山者が居る筈がない、ひょっとして昨日の日帰りの登山者?と思い声を掛けてみる。
    日帰りで大無間山の往復を目指したが、時間切れで小無間山から引き返す途中とのこと。
    その方を追い越し小屋でシュラフ、エアーマット等の荷物を回収し下山する。

    前日の日帰り登山者はどうしたのだろうか? 昨夜の音は何処からか?
    心にひっかかるものが残る「寒くて・長い・長い」満足感の得られた大無間山であった。

    *日がまだ長く、涼しくなった「9月後半〜10月初旬」が最適である。
     この時期、健脚者であれば、日帰りでも余裕をもって往復が可能?と思われる。
     でも体のダメージ、次週、その先の山行を考えると1泊が妥当では?

  • 一言

    長くてキツイ、でも南アルプス深南部の魅力を十分味わえる静かな山であった。