日本三百名山

笈ヶ岳 1841.3m


     笈ヶ岳周辺地図      YAHOO地図      国土地理院

     

  • 登山日         2004年4月30日(土)

  • 移動行程

     2004-4-29     移動

      浜松西IC→米原JCT→小松IC→国360→[白山自然保護センター]泊

     2004-4-30     笈ヶ岳

      白山自然保護センター→[道の駅・瀬女]泊

     2004-5-01     能登半島観光

      道の駅→金沢→千里浜→能登島→金剛崎→曽々木→[輪島キャンプ場]泊

     2004-5-02     能登半島観光

      輪島キャンプ場→輪島朝市→能登金剛→金沢IC→福井IC→[道の駅・九頭竜]泊

     2004-5-03

      道の駅→白鳥IC→浜松西IC→極楽湯→帰宅

  • 登山行程

      5:00  自然保護センター(5:40)→自然公園休息舎→冬瓜山/平分岐→シリタカ山→稜線→(10:40)笈ヶ岳

      4:00  笈ヶ岳(11:30)→シリタカ山→(30分休憩)冬瓜平→自然公園休息舎→(15:30)自然保護センター

  • 詳細


  • 写真
    白山自然保護センター ⇒
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    遊歩道トンネル ⇒
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    遊歩道を行く ⇒
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    ジライ谷の渡渉 ⇒
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    自然公園休息舎 ⇒
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    尾根間近 ⇒
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    尾根を行く ⇒
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    尾根からの白山 ⇒
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    ブッシュを行く ⇒
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    冬瓜山三角点と白山 ⇒
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    冬瓜山からの笈ヶ岳 ⇒
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    冬瓜山からのシリタカ山 ⇒
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    シリタカ山にむかう ⇒
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    シリタカ山を登る ⇒
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    笈ヶ岳を望む ⇒
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    シリタカ山の山頂を行く ⇒
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    シリタカ山からの笈ヶ岳 ⇒
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    稜線直下の猛烈なブッシュ ⇒
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    主稜線の景色 ⇒
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    笈ヶ岳からの白山 ⇒
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    笈ヶ岳にて ⇒
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    山頂からの尾根と白山 ⇒
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    下山開始 ⇒
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    冬瓜平を行く ⇒

    浜松から米原経由、AM1:30に白山自然保護センタ着き仮眠、翌朝は寝不足でなかなか起きれない。
    夢うつつで居る間に、既に数組が出発したようである。
    我々が出発したのは6:00に近い頃となってしまい完全な出遅れとなる。
    日も長くなり、大丈夫と思いつつも長丁場を考えると気が焦る。
    白山スーパー林道を右手に見ながら広い遊歩道を行きトンネルを抜けて進む。
    休息舎のある公園に着くと先発組の方が右往左往、渡渉に手間取っている様子である。
    我々はルートを探して、何とか水に入らず対岸に渡る。

    一息入れてジライ谷沿いの尾根を登り始めた直後のこと。取り付きでルートを間違え直登してしまう。
    上に行けば行くほど急になる。登った跡はある。最後に素手では登れない・降りれない崖の上まできてしまう。
    最悪を考え、5mのナイロン洗濯紐は持っているが・・・・
    落ちたらとんでもないことになる所を草・木にしがみつきながら、左にエスケープする。
    すると立派ではないが登山道に出る。出た!ほっと胸をなでおろす。
    「おかしいと感じたら進退窮まる前に、判断できる場所まで戻り確認。」この原則が出来なかった。
    遭難はこんな時に起こると再認識。反省!体力・気力・時間をかなり使ってしまう。

    急な登山道を暫く登ると、雪道になるが腐っており、スリップの心配はない。
    高度を上げてゆき、右手に冬瓜山の尾根が見えてくると、冬瓜平と冬瓜山の分岐は近い。雪もかなり多くなる。
    着いた分岐を真っ直ぐ尾根を乗り越して行けば冬瓜平、右方向に登って行けば冬瓜山である。
    我々は展望のいい、危険と言われている冬瓜山コースに入る。
    森林帯を登って行き、眼下に冬瓜平を見渡せる所でテントを張った登山者1人に出会う。
    こんな所で何をしているのだろう?挨拶のみにして先を急ぐ。樹林帯が所々切れて大きな白山を見ることが出来る。

    残雪はかなりの量である。途中藪こぎをしたりして進むと、長さはないが両側が切れ落ちた所に着く。
    雪が付いていたら大変な所であるが、ここだけ雪が全く無く助かる。
    ここから少し登ると冬瓜山である。山頂部のみ雪がなく展望がいいので白山、笈ヶ岳を見ながら暫し休憩する。

    山頂からシリタカ山とのコルに向かって下りる途中で段差がある所に出てしまう。
    エイッ!ジャンプしておりると、シリタカ山まではナダラカな尾根となる。
    シリタカ山の最後の登りで足が強烈に攣る。今まで経験したことのない痛さである。
    騙し騙し何とか冬瓜平分岐までくると、冬瓜平からの大勢の登山者がいる。

    この先は急勾配の下りとなるので、雪は腐っていたがアイゼンを念のため着用する。
    鞍部に下って急勾配を登り返すが、足が攣ること2回、まだまだ先があり諦めることも考える。
    見通しの良い斜面を登り、稜線に近くなるとそれ程長くはないが、強烈な笹藪コギが待っている。
    あまり記憶にない強烈さである。藪をなんとか過ぎて、雪面を登って行くと稜線に出る。

    山頂まで一部急斜面があるが、展望の利く稜線漫歩となる。
    山頂は360度の大パノラマ、主役は正面の白山だ。7〜8人が居りストーブを囲み食事中の方も。
    撮影に邪魔ですよ、後からも来ますよ。我々は10分程で山頂を後にし広い雪原で食事にする。

    下りの第一目標は冬瓜平まで下ること。稜線直下の藪を最短で通過、シリタカへの登り返しで4回目の足攣り。
    暫く冬瓜平の分岐で休みマッサージし回復を待つ。横で2人連れが冬瓜山経由にするか相談中であった。
    状態をお話して多分?大丈夫とサジェッションしたが、我々が下り始めると後からついてくる。
    スリップ、落雪に注意しながら、冬瓜山の中腹を横切り冬瓜平に着くと数張りのテント張られている。
    ブナオ山との分岐で暫しの休息をとり、自然公園休息舎まで一気に下る。

    自然公園休息舎前のジライ谷渡渉点は、雪解け水で増水していて岩伝いには渡れなくなっていた。
    最終的に靴を脱ぎ、最下流にあった細い木をたよりに渡る。
    後から下りてきた方は杖二本を使い、その木を綱渡りのように渡りきる。感心!感心!
    そして来た道を自然保護センターまで戻る。

  • 一言

    登り始めた直後にルートミス。本当に危なかった。
    道がないと聞いていたので、多少は崖の登りくらいあるかも?と先入観があったことが失敗の元。
    4回足が攣り休み休み、時間はかかったが何とか往復できた。