岐阜100山

井出ノ小路山(イデノコウジヤマ) 1840m


  • 井出ノ小路山周辺地図      国土地理院



  • 登山日  2024年4月19日

  • 移動行程 全走行距離 409Km

    2024-04-17 出発、大船山、鹿遊山、岩山

    舞阪自宅→設楽→上矢作[大船山、荒峰山は中止]→恵那→遠ヶ峰峠西[鹿遊山]→二ッ森林道:[岩山]〜[切越峠]泊

    2024-04-18 二ッ森山、南高時山、新巣山

    切越峠[二ッ森山]→恵北林道:かかりき峠[南高時山]〜越道峠[新巣山]→付知[おんぽいの湯]→[井出ノ小路谷ゲート]泊

    2024-04-19 井出ノ小路山

    ゲート[井出ノ小路山]→付知[おんぽいの湯]→道の駅[花街道付知]泊

    2024-04-20 雨乞棚山、帰着

    道の駅→付知東斜面林道[雨乞棚山]→中津川→恵那→設楽→舞阪自宅

  • 登山行程 全行程=10:50

    6:00 井出ノ小路谷G(6:00)→(8:40)入沢地点→(10:30)藪突入→(11:10)稜線分岐→(12:00)山頂

    4:20 山頂(12:30)→(12:40)稜線分岐→(14:30)入沢地点→(16:50)井出ノ小路谷G

  • 詳細

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    井出ノ小路谷入口ゲート1を出発。
    50年前まで、森林鉄道が走っていた軌道跡だそうです。
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    千両のぞき:付知市街方向の谷の景色。
    奥の山は手掛岩山です。
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    展望地:井出ノ小路谷、高樽山、満開の山ザクラ。
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    林道分岐:ここを右に行く。
    左は真弓峠、高樽山方面。
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    林道分岐の直ぐ先のゲート2を通過する。
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    いでのこうじ橋を渡り左岸へ。
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    水の滴る岩を見る。
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    続いて、赤い大理石の岩を利用した石積壁、苔が生え、水が流れ庭園風。
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    合体木:ヒノキとサワラが合体しているとのこと。
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    説明板と見比べないと理解は難しい。
    ともかく、二本の木が合体しているんです。
    よく発見しましたね。
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    第62回伊勢神宮式年遷宮で、神を納める社に使用の材木を伐採時の斧入れ式跡。
    伊勢神宮式年遷宮とは:20年に一度、お宮を建て替え、ご神体を新宮に移す儀式。
    第62回はH25(2013年)で、平成17年(2005年)の山口祭から始まり、9年間かけて行われた。
    伊勢神宮の神様は贅沢ですね。
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    ショウジョウバカマがチョロット咲く。
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    木曽ヒノキ説明板設置場所に着く。
    左には、これから渡る備林橋がある。
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    第62回伊勢神宮式年遷宮伐採式跡が、階段を登った所にある。
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    木曽ヒノキ備林説明板。
    備林:伊勢神宮の式年遷宮用のヒノキを、保続的に供給するために設定した区域で国有林。
    長野県木曽郡:上松町・王滝村・大桑村、岐阜県中津川市:加子母・付知町の地域。(ウィキペディア)
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    分岐のあるヘアピンカーブで休息する。
    ゲートを出発してから1:30を要す。
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    ヘアピンカーブを過ぎると、林道は荒れだす。
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    万両のぞき:入口の千両に対して万両と命名。
    左から、北高時山〜前山〜小秀山方面。
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    林道は廃道状態になる。
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    こんな奥に、木曽ヒノキ天然林試験地がある。
    開始がS29年(1954年)からで、永久実施とのこと。
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    入沢地の手前の沢に架かる橋を渡る。
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    登山口となる入沢地に着く。
    ここに架かる橋は消失している。
    右岸の林の中を通って、奥に見える堰堤に向かう。
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    堰堤に上り、沢原に下りる。
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    岩ゴロの涸れ沢を登って行く。
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    沢は広かったり、狭まったりする。
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    ここはチョット登るのは困難・・・
    左岸に上がり、藪を漕いで高巻く。
    高巻いたのは、この1ヶ所のみであった。
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    高巻き:苔岩と雑木の藪、スリップ、踏み抜きに注意。
    早めに沢に戻る。
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    ボトルネック、急に狭まる所がある。
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    沢分岐:右か?左か?右を行く。
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    いよいよ源流に近くなってきた感じ。
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    沢分岐、左の沢に向かう、右はP1806.4方向。
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    マダマダ沢は続く。
    苔むし、草が生えた巨木が横たわっている。
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    岩の急斜面、濡れていて滑りそうな感じ。
    複数人パーティーの場合、岩を落とさないように注意が必要だ。
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    ここから激笹薮の急登が始まる。
    笹丈が高く絡み合って、中途半端に倒れていて、ナカナカ前に進めない。
    悪戦苦闘、体力を消耗、時間がかかる。
    稜線に出るまでの標高差は70m程、しかし、登るのに0:40かかった。
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    稜線に上がっても、藪は続く。
    しかし、少しづつ、登りやすくなる。
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    日当たりのよい斜面に出る。
    笹は元気で大変、山頂までマダマダだね。
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    山頂に近付くと、笹のプレッシャーはカナリ改善される。
    誰かが落として、次の人が縛り付けたのであろう、黒玉模様の手拭が木に縛り作られている。
    目印になる。
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    傾斜が緩くなり、低笹になると山頂はもう直ぐだ。
    ヤヤ左方向、高みを目指して奥に行くと山頂に着く。
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    井出ノ小路山にて。
    山頂プレート以外に何もない、それがまた良い。
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    井出ノ小路山の山頂プレート。
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    山頂を去り、下山を開始する。
    下り始めが肝心、方向を間違えないように。
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    稜線分岐に下って、沢に向かう。
    写真は、奥三界岳(奥に薄く見えている)方面を見ながら、稜線分岐へ下っているところ。
    稜線分岐から沢へ、笹に捕まりながら一気に下る時、手に持っていた杖を紛失する。
    この笹だ、探しても見つからないだろう、と思い諦める。
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    笹薮を抜け、沢に出る。
    [笹藪始まり〜山頂間 標高差140m]
     ・登り:1:30
     ・下り:0:40 かかる。
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    岩ゴロ沢を下って行く。
    途中で、岩に転がっていた小石に乗ってスリップし転倒する。
    岩角にぶつけ、名誉?の傷を負う。
    ・左足のスネ:打撲し内出血、皮膚がめくれる。
    ・右大腿上部:皮膚がめくれる。
    @杖を紛失し態勢がとれなかった。
    A靴底が摩耗し滑りやすくなっていた。
    B藪漕ぎ疲れ。
    が原因と思われる。
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    痛い足を引きずりながら沢を下る。
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    入沢地の堰堤が見えてくる。
    途中で、疲れによる足攣りが出たら泣きっ面に蜂だが、出なかった。
    一安心、しかし、未だ長い林道歩きがある。
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    帰りは緩やかな下り、結構楽に感じる。
    万両のぞき付近をせっせと歩く。(前方は北高時山。)
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    第二ゲートを通過。
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    展望地で高樽山を振り返る。
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    北夕森山(1597.1)を前方に林道を戻る。
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    第一ゲート、井出ノ小路谷入口に帰着する。

    前日、付知町のスーパーマーケット”さのや”で食料を調達する。
    倉屋温泉”おんぽいの湯”で入浴し、井出ノ小路谷入口・第一ゲート前で泊まる。
    ゲート前は5台ほど止められる。

    井出ノ小路山の登山は、3つの要素で構成される。
    @長い林道歩き  標高差520m
    A石ゴロ涸沢登り    430m
    B激笹薮登り      140m
    いずれも、厳しい道程だ。
    特に、激笹薮登りは体力が必要で、時間がかかる。 全行程、10時間50分の山旅であった。

    この後、倉屋温泉"おんぽいの湯"で入浴する。
    足の傷がひどく、血だらけ、恥ずかしいので、隠しながら入浴した。
    かなり沁みたのと、化膿が心配。
    閉店間近で弁当が半額だったので、3つ買い占める。

    道の駅[花街道付知]に行って泊まる。
    明日、歩けそうなら、雨乞棚山を登って帰るつもり。
    駄目なら、登らずに帰ることにする。

    *一週間経った時点でも、足の腫れは続いていて痛む。
    今、血液検査したらCK値、CRP値が、跳ね上がっていることだろう。