関西・近畿百名山

池ノ又谷(夜叉ヶ池)  → 三国岳 1209m


     三国岳周辺地図      国土地理院

     

  • 登山日          2021年6月9日

  • 移動行程        全走行距離 474Km

     2021-06-09     出発・移動

      舞阪自宅→舘山寺SIC→大野神戸IC→国303→夜叉龍神社→13.5Km→池ノ又谷登山口

     2021-06-10     三国岳&移動・帰宅

      池ノ又谷登山口→国303揖斐峡→県40→谷汲温泉・本巣→県78→山県IC→舘山寺SIC→自宅

  • 登山行程

     4:10 池ノ又谷登山口(5:15)→(7:00)夜叉ヶ池→(7:25)夜叉丸(7:30)→(7:50)夜叉姫ヶ岳→(8:40)鞍部→(9:25)三国岳

     4:00 三国岳(9:50)→(11:25)夜叉姫ヶ岳(11:35)→(11:55)夜叉丸(12:05)→(12:15)夜叉ヶ池(12:20)→(13:50)登山口

  • 詳細

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    林道入口にある夜叉龍神社 ⇒
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    登山口手前にある夜叉龍神社鳥居 ⇒
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    右の沢から引いた登山口手前の水場 ⇒
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    水場とトイレ ⇒
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    広い池ノ又谷登山口駐車場(奥は夜叉壁ピーク) ⇒
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    登山届を提出して登山口を入る ⇒
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    入山者カウンターを通過 ⇒
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    左岸の枝沢を渡渉 ⇒
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    池ノ又谷に架かる橋1を渡り右岸へ ⇒
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    小尾根を越える所のフジの花 ⇒
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    池ノ又谷に架かる橋2を渡り左岸へ ⇒
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    左岸の枝沢を渡る:左岸尾根斜面道の始まり ⇒
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    左岸尾根斜面道を登って行く ⇒
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    夜叉姫ヶ岳、夜叉丸を望む ⇒
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    水場を通過 ⇒
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    夜叉壁展望地から夜叉壁を望む ⇒
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    タニウツギがアチコチで咲いている ⇒
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    大曲りの沢を横切る ⇒
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    前方の夜叉壁を見上げる ⇒
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    二筋ある枝沢を横切る ⇒
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    一筋の幽幻の滝 ⇒
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    狭まる谷を通過し左岸→右岸へ(春は残雪で埋まる) ⇒
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    夜叉壁を右手にタニウツギ群生地を登る ⇒
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    細い流れの昇龍の滝 ⇒
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    あとこちに咲くニガナ ⇒
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    稜線鞍部目指してカールを登る ⇒
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    コバイケイソウ ⇒
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    稜線鞍部からの夜叉ヶ池 ⇒
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    夜叉丸に登って行く ⇒
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    アカモノ群生 ⇒
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    ライブカメラと池ノ又谷望む ⇒
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    夜叉丸直下を登る ⇒
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    夜叉丸に到着 ⇒
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    三周ヶ岳を望む、左奥:冠山、能郷白山 ⇒
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    山頂東展望:池ノ又谷とP1316.3、奥は蕎麦粒山方面 ⇒
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    山頂南西展望:三国岳 ⇒
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    夜叉姫ヶ岳に向かう ⇒
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    わずかに残っていたイワカガミ ⇒
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    夜叉丸と夜叉姫ヶ岳の鞍部を行く ⇒
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    ギョリンソウ ⇒
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    二つの山頂名プレート:夜叉姫ヶ岳が正解でしょう ⇒
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    三国岳に向かう ⇒
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    尾根を下り始めると熊糞?を見る ⇒
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    笹藪を漕いで進む:前方が三国岳 ⇒
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    笹と雑木のミックス ⇒
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    下りきるとヌタ場三叉路:右へ ⇒
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    尾根を外さない様に ⇒
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    明るい尾根テラスで一息 ⇒
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    水の流れる水溜まりを通過 ⇒
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    藪を漕いで歩きやすい所を登って行く ⇒
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    三国岳にて ⇒
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    山頂:夜叉丸、夜叉姫ヶ岳、奥は三周ヶ岳、P1316.3 ⇒
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    山頂:伊吹山方面 ⇒
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    三国岳を去る ⇒
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    三国岳を下る ⇒
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    夜叉姫ヶ岳西尾根の展望地を戻る ⇒
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    夜叉姫ヶ岳に戻って通過 ⇒
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    夜叉姫ヶ岳から夜叉丸へ ⇒
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    ハイカーのいる夜叉丸に戻って来る ⇒
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    夜叉丸から夜叉ヶ池へ下る ⇒
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    ナナカマドと多くのハイカー(左端)がいる夜叉ヶ池 ⇒
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    三密避け、夜叉ヶ池の池畔にチョット寄る ⇒
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    鞍部から下山開始(手前左が池入口) ⇒
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    池ノ又谷を下る ⇒
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    蝶々がお別れに来る ⇒
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    タニウツギ群生地を下る ⇒
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    池ノ又谷本沢に下り登山口へ ⇒
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    池ノ又谷登山口に帰着 ⇒

    ガンの発症、治療で体力が落ち、関西、近畿百名山166座の最後の山、藪の三国岳を登ることは不可能かと。
    しかし、体調の回復と共になんとか登れそうな感じがしてきた今日この頃であった。
    「どの時点で判断をするのか難しいが、ダメなら戻ればいい」と言うことでチャレンジすることにする。

    前日、舘山寺SIC〜大野神戸IC〜国303と走り、林道入口から13.5Km走り池ノ又谷登山口に16:40に着く。
    誰もいない登山口で車中泊し翌日の朝5:15分に出発する。
    池ノ又谷本沢を少し行き、左岸尾根斜面道をアップダウンしながら少しずつ高度を上げて行く。
    水場を過ぎ、時々望める夜叉壁を見ながら、左岸枝沢を幾つか横切り幽幻の滝(ユウゲンノタキ)の先の本沢渡渉点に着く。
    此処で左岸から右岸に移る。尾根鞍部に向かって本格的な登りが始まる。

    チョロ水の昇龍の滝を見ながら群生タニウツギ、ニガナ、コバイケイソウ等が咲く源流部の急斜面を登り稜線鞍部に出る。
    夜叉ヶ池に寄るのは後回し、夜叉丸に向かう。途中から笹が出始め、山頂付近は笹の原になる。
    山頂展望は非常にいい。夜叉ヶ池、三周ヶ岳、薄く遠く冠山、能郷白山方面、池ノ又谷・蕎麦粒山方面が見渡せる。
    西側にはナナカマドが群生し白い花を咲かせている。秋には真っ赤になる事でしょう。

    道に被さった笹を漕いで夜叉姫ヶ岳に向かう。夜叉丸の南の肩からダラダラ30m程下って35m程を登り返す。
    途中で終期のイワカガミ、一輪のギョリンソウを見る。二〜三週間前なら花咲くイワカガミを楽しめたであろう。
    着いた夜叉姫ヶ岳は雑木と笹に囲まれ、境界標柱が設置された狭い空間に過ぎない。
    私製の山頂名プレートが二つかかっている。一つは夜叉姫ヶ岳、もう一つは夜叉ヶ池山。
    どっちでもいいが・・・夜叉姫ヶ岳の方がいいような気がする。目立ったピークではないので夜叉ヶ森でもいいのでは。

    夜叉姫ヶ岳から南にほんの少し行き、右に西尾根を下って行く。尾根の右側斜面にルートがある。
    点々とある赤テープを追って下って行くが途中で消える。一部モウレツな藪漕ぎとなる。
    こりゃたまらん、尾根上に逃げると点々と赤テープがある。赤テープを見失った所から尾根に向かうのが正解のようだ。
    しかし目印であって、道ではない。見失うことも多々あるし藪が酷いとこもある。
    多少藪が緩和される程度だ。体力を使う、所々にある展望地で休息しながら下る。

    下った鞍部付近はジュルジュル、泥んこ、雨後の通過は靴、ズボンが汚れてしまう。今日は大丈夫だ。
    日が昇って暑くなってくる。風も殆どない。美濃地方は33℃の予報、マダ9:00だが暑い、汗が吹き出る。
    鞍部から三国岳への登り返しも同様に藪漕ぎが続く。登りなので更に体力を使う。

    着いた三国岳の山頂は黒土の小広場になっている。誰かが笹を枯らし、耕して作ったのであろう。
    もうシャツはびしょ濡れ、塩のシミが白くついている。ズボンは破れ、足の脛が傷だらけだ。
    夜叉丸より悪いが、同じような展望が笹越しにある。夜叉丸、夜叉姫ヶ岳方面、伊吹山方面が望める。

    来たルートを戻るがこれも来る時と同様に大変だ。でも登頂を果たしたので気分がいい。
    夜叉姫ヶ岳に戻って、「歩けた!一安心。」、夜叉丸を難なく越え鞍部に下る。
    夜叉ヶ池に寄って休息と思ったが、大勢のハイカーが見えたので、池畔入口だけ寄って直ぐ下山にかかる。

    昇龍の滝付近で右足が攣る。騙し騙し下ると左足にも発生、こりゃ参った。大丈夫じゃなかった!
    持参のミネラル豊富、特にマグネシュームが多い塩を舐める。残った水もホボ飲み干す。
    チンバを引きながら歩いていると約10分後にケロッと収まる。大丈夫だった!

    スイスイ下って、水場でたらふく水を飲んで一息、そして登山口に下山する。
    途中でマダ登ろうとする人とすれ違う。こんなに遅くに登るとは・・・、日が長いので大丈夫と思うが。
    駐車場には12台の車が止まっていた。夜叉ヶ池にいた人たちの車だ。

    名神高速道路が集中工事中、来る時渋滞に巻き込まれた。今日も一宮を中心に渋滞のようだ。
    大垣に向かわず国303から谷汲温泉、本巣、山県ICと走り東海環状道路に乗り舘山寺SICに向かう。
    順調に運転し約4時間30分で自宅に戻る。名神高速とどっちが早かったかは?

  • 一言

    とうとうやりました。頑張れば出来る。