静岡の百山

無岳山 2105.6m → 青薙山 2406.3m


     青薙山周辺地図      YAHOO地図      国土地理院

     

     第一ゲート〜東ムタケ沢間の地図は青笹山をご参照ください。
  • 登山日          2010年11月3日〜11月4日

  • 移動行程

     2010-11-02     移動

      自宅→浜松西IC→袋井IC→国1→島田→千頭→接阻峡→井川→白樺荘→[東河内]第1ゲート泊

     2010-10-04     青薙山

      第1ゲート→井川→接阻峡→千頭→島田:田代の湯→国1BP→袋井IC→浜松西IC→かつさと→自宅

  • 登山行程

     2010-11-03  6:00  第1ゲート→無岳山→タル沢の頭

     2010-11-04  7:20  タル沢の頭→青薙山→タル沢の頭→無岳山→第1ゲート

  • 詳細

    [1日目:2010-11-03]   第1ゲート→無岳山→タル沢の頭  歩行時間合計=6:00

      5:30  第1ゲート(6:00)→(7:30)筑波大宿舎前吊橋→伐採地→崩壊のガレ→(11:30)無岳山
      0:30  無岳山(12:00)→2つの小屋→稜線ガレ青笹山展望地→(12:30)タル沢の頭

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    第1ゲートを出発 ⇒
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    林道からの青薙山 ⇒
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    東ムタケ沢で水を補給 ⇒
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    吊橋を渡り無岳尾根へ ⇒
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    無岳尾根の作業道を登る ⇒
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    岩稜帯を行く ⇒
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    作業道を別れ尾根上へ ⇒
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    リンドウが咲く ⇒
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    藪っぽい尾根になる ⇒
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    紅葉と青笹山 ⇒
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    ガレの際を登る ⇒
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    ガレを覗く ⇒
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    無岳山にて ⇒
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    山頂カラノ大無間・大根沢山 ⇒
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    2つの小屋前を通過 ⇒
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    稜線上を行く ⇒
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    稜線ガレからの青笹山 ⇒
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    タル沢の頭でテント泊
    樹間に青薙山が見える

    畑薙第一ダムから入り池ノ平にテントを張り無岳山〜青薙山をピストンするつもりであった。
    井川から県60南アルプス公園線を北上していくと変な立て看板が・・・全面通行止め・・・
    夜間なので行けるのでは?しかし白樺荘のすぐ先にバリケードがあり先に進めない。
    崩土の復旧工事で平成22年10月12日(火)から12月31日(金)迄全面通行止めとある。
    このため急遽、東河内から「無岳山」経由に変更、東河内温泉の先の第一ゲートで宿泊する。

    今年2010年10月6日に青笹山をここから登っているので辺りの状況は分かっている。
    東河内沿いの林道を歩き東ムタケ沢で明日の下山までの水を補給する。
    急に重くなったような感じがする。久しぶりの重荷、急登1000m、大丈夫かな?
    ここから少し林道を登って分岐を左へ、急勾配のコンクリート道を下ると左手に筑波大演習林宿舎がある。
    税金で建てた?広場もあるナカナカ立派な宿舎で快適そうである。

    この右手に東河内にかかる立派な吊橋がある。ここが登山口である。渡り口にロープが張られている。
    吊橋を渡り急勾配の狭い尾根道をジグザグに登って行く。岩稜帯を過ぎ1350m付近で作業道を横切る。
    更に少し登ると尾根上に伐採木が多数放置されている所に出る。左に明瞭な作業道が延びている。
    こちらかな?しかし尾根上からドンドン外れ下降を始める。こりゃ駄目だ!

    戻って伐採木を縫って尾根上に出ると踏み跡とテープが確認できる。
    ここらあたりから暫く雑木帯で藪っぽくなる。分かりづらいので赤テープを所々に付け進む。
    1600m以上になると雑木がなくなり、多少踏み跡があるやや広い尾根になる。
    目印も多くなるが帰りを考え、更に赤テープを要所に追加する。
    1900m付近で左がガレている所に出る。ここから山頂までガレ沿いに登る。
    途中所々で大きく南側が開け、井川湖方面〜大無間山を望める。

    三等三角点の設置された山頂は平坦で広く120度程の大展望がある。
    青笹山〜小河内山の峰、井川湖とその上の山々、大無間山〜大根沢山を望むことが出来る。
    樹間には白くなった茶臼岳、上河内岳、聖岳が見える。ナカナカの展望である。
    ここにテントを張ってもいいが、マダ時間が早いのでタル沢の頭まで行くことにする。

    広い尾根を北に辿るとカギの掛けられた金属製の2つの小屋が現れる。何の小屋だろうか?
    ここからやや狭くなった稜線上をダラダラ下って、ちょっぴり登り返すとタル沢の頭である。
    境界杭以外何も無いのでテープを付け山頂名を書く。
    南西側が明るい広場で葉の落ちた樹間に青笹山、青薙山が見える。テント場跡にテントを張る。

    冷えるが風がなく満天の星空、明日は晴れるであろう。着込んでウイスキーをゴックン。
    飛行経路なのか夜遅くまでひっきりなしに飛行機が飛び交いウルサイッ!
    明日は出だしの多重尾根の通過がポイントだが・・・ウトウトウト。

    [2日目:2010-11-04]   青薙山往復→無岳山→第1ゲート  歩行時間合計=7:20

      2:20  タル沢の頭(6:00)→多重山稜→枝尾根分岐→池ノ平ルート合流点→(8:20)青薙山
      1:20  青薙山(9:00)→池ノ平ルート合流点→枝尾根分岐→多重山稜→(10:20)タル沢の頭
      3:40  タル沢の頭(11:00)→(11:30)無岳山(11:40)→(13:10)吊橋→[休息0:20]→(14:40)第1ゲート

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    タル沢の頭を出発 ⇒
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    テープを付け樹林帯を下る ⇒
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    鞍部付近の切通し ⇒
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    切通しの尾根を登る ⇒
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    枝尾根に出て右へ ⇒
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    テープを付け枝尾根を登る ⇒
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    明瞭な池ノ平コースに出る ⇒
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    樹間の富士山 ⇒
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    消カケタ筑波大演習林プレート⇒
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    窪地が幾つか現れる ⇒
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    笹が現れる ⇒
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    尾根カラノ大無間山⇒
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    尾根カラノ上河内・聖・赤石岳⇒
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    明るい平坦地を通過 ⇒
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    青薙山にて ⇒
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    山頂カラノ聖・赤石・荒川岳 ⇒
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    多重尾根を戻る ⇒
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    タル沢の頭を去る ⇒
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    無岳山カラノ青笹山ト富士山 ⇒
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    無岳山カラ下山開始 ⇒
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    吊橋に帰着 ⇒
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    東河内温泉をソット覗く
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    井川の大仏を拝観
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    [伊太和里の湯]で入浴

    今日はポイントとなる複雑な多重尾根を先ず通過しなければならない。
    ルートミスが心配なので完全に明るくなった6時に出発し、タル沢の頭を下って行く。
    踏み跡が確認できないし、テープも全くない。
    2万5千分の1の地図を更に拡大しルート検討をしておいたが・・・見えるのは林の中の凹凸のみ。

    樹間に見える前方の尾根を目標に右往左往しながら鞍部まで赤テープを付け下る。
    アレッ!右手に尾根の切通しが現れる。人工のようだが・・・凹みの水抜き?
    ここからこの尾根に乗っかり上を目指す。相変わらず踏み跡もテープもない。

    少し登ると枝尾根上に出る。多分ここを右に登っていけば池ノ平からの道に出るだろう。
    踏み跡もあるような・・・ここに下る時の目印として2本テープを付ける。
    時計を確認するとここまで1時間以上掛かっている。頑張らねば!
    左手の尾根を見ながら尾根上を登って行くと尾根が合わさり池ノ平からのルートと合流する。
    ここからテープ、多少道標のある一般コースとなる。

    消えかかった1975年筑波大演習林のプレート、その先窪地が幾つか現れる尾根道を登って行く。
    東に富士山が見える所、南に大無間山が見える所、西に聖岳・赤石岳などの連山が見える所がある。
    笹が現れ急斜面を登り奥に行くと、テントの張れる開けた枯草の平坦地に出る。この先が山頂である。

    山頂は小広場で二等三角点が設置され西側に唯一展望がある。
    樹木で狭まってはいるが聖岳、赤石岳、荒川岳を真正面に見ることが出来る。素晴しい!
    時間に余裕があればこの先の稲又山往復をと思ったが、無理と判断し遅い朝食をとり下山にかかる。
    登って来る時に時間の掛かった多重尾根は、付けた赤テープで難なく通過しタル沢の頭に戻る。
    テントを撤収、青笹山の向こうに富士山が見えるようになった無岳山経由で来た道を下山する。

    帰り再度「東河内温泉」を覗いてみる。奥に露天風呂入口の建て家があり二重に南京錠が掛けられていた。
    蟻?人間?の這い出る隙間も無いほど周りは厳重に囲いがされている。川側は絶壁であるが覗くと・・・
    硫黄臭のする浴槽と下には壊れた岩風呂跡?が見える。入浴出来ないのが残念である。
    尚、ここの源泉が白樺荘に引かれているようである。

    炭酸泉の「もりの泉」に寄ったが祝日翌日で休館日、島田の田代の郷温泉「伊太和里の湯」で入浴する。
    非常にすいていてユッタリできたが、ジャグジーが無いのが残念である。
    国1バイパス経由、袋井ICで東名に入り浜松西ICで下りる。IC近くの「かつ里」で夕食を食べ帰宅する。

  • 一言

    「二人の山旅」の今年の目標であった「静岡の百山」を、なかなか面白いコースで完登できたことに感謝。