静岡の百山

鶏冠山 2248m


     鶏冠山周辺地図      YAHOO地図      国土地理院

     

  • 登山日          2010年7月28日

  • 移動行程

     2010-07-27     移動

      自宅→浜北→水窪→兵越峠→南信濃→[池口家畜飼養管理施設ゲート]泊

     2009-07-28     鶏冠山

      池口家畜飼養管理施設ゲート→観音名水・龍渕寺→かぐらの湯→水窪→浜北→自宅

  • 登山行程

      6:30 管理施設(4:30)→登山口→シャクナゲ沢→堰堤分岐→マナイタ平→水場分岐→ヌタ場→(11:00)北峰

      1:15 北峰(11:20)→鶏冠岩頂上→(12:00)南峰(12:10)→(12:35)北峰

      3:30 北峰(12:40)→ヌタ場→水場分岐→マナイタ平→堰堤分岐→シャクナゲ沢→(15:40)登山口→(16:10)管理施設

  • 詳細

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    薄暗い4:30に出発 ⇒
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    池口川を渡渉し右岸へ ⇒
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    渡渉し左岸の登山口へ ⇒
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    ロープのある急登の尾根 ⇒
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    シャクナゲ沢へ ⇒
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    沢ヲ渡リ右岸枝尾根上ヘ ⇒
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    枝尾根上ニデテ西尾根へ ⇒
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    鹿避けネットからの展望 ⇒
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    西尾根上に出る ⇒
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    御料局三角点(マナイタ平) ⇒
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    サテどのルートをいこうか? ⇒
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    崩壊地 ⇒
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    水場:下り8分、上り16分 ⇒
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    南峰展望地 ⇒
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    ヌタ場を通過 ⇒
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    ヤブを漕いで山頂へ ⇒
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    鶏冠山北峰にて ⇒
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    北峰カラノ信濃俣 ⇒
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    笹を漕いで南峰へ ⇒
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    鶏冠岩を振り返る ⇒
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    お花畑を登る ⇒
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    お花畑からの鶏冠山北峰 ⇒
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    最高峰の南峰にて ⇒
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    南峰カラ北峰ニ戻ル ⇒

    鶏冠山を日帰りしようと考えた場合、登りにくい長丁場の山である。
    このため先月の池口川渓流釣りの際(6月10日)、鶏冠山の登山口3ケ所を偵察しておく。
    その中で条件的に池口家畜飼養管理施設ゲートからシャクナゲ沢コースを登ることにする。

    未だ薄暗い4:30に家畜飼養管理施設ゲートを出発、未舗装の車道を終点まで行き河原を歩く。
    堰堤手前で渡渉し対岸の林道終点に上がり、二段の堰堤を鉄パイプで組まれたハシゴで乗り越える。
    再び広い河原を200m程歩き、右から来ている尾根末端で左岸に渡渉する。ここに登山口のプレートがある。
    6月10日の時は赤テープが沢山付けられた木があったが、先週の集中豪雨で流され跡形もなくなっていた。

    ここでゾウリから登山靴に履き替え、ゾウリはデポする。
    踏み跡薄い急な岩尾根を登って行くと分岐標識が現れる。ここから尾根のトラバース道に入る。
    このトラバース道が大変である。足場が悪くおまけに倒木がある。ずり落ちないように注意して沢に着く。
    ハテここからどちらの方向へ・・・右岸に渡りほんの少し沢を登った所から左の枝尾根上に出るのが正解である。
    踏み跡、樹木がないザラザラのいやらしい急斜面である。

    枝尾根上に出ると標識がある。この尾根を鶏冠西尾根上まで登って行く。
    踏み跡薄く、枝や枯葉が覆っている所があり赤テープも少ない。
    これは下山時確実に間違える?と判断しジャンジャン赤テープを追加する。

    右に防護ネットがある伐採展望地を通過、ルートミスを犯した?後、鶏冠山の西尾根上に出る。
    ここに「堰堤上へ」(渡渉あり)の標識がある。
    この先100mほど行くと御料局三角点・マナイタ平・1535と書かれたプレートと標石が設置された所に出る。
    国土地理院の地図にある三角点はもっと東のはずだが・・・表記された高度はあっている・・・
    地図位置の三角点を探すが・・・先は長い・・・マアいイっか!

    マナイタ平から先二重尾根、三重尾根のような広い尾根を進む。どうも分かりづらい。
    分岐尾根も多数あり下山が心配である。枝尾根同様ジャンジャン赤テープをつけてゆく。
    戻ったりしてつけるので時間がかかる。

    崩壊地、水場分岐をへて鶏冠山南峰展望地を通過、2000mを越えると平坦地となり小さなヌタ場が現れる。
    と言っても動物がきた形跡はないのでただの水溜り?
    この先で木に巻かれたテープに面平、直登コース分岐と書かれたヤブの平坦地に出る。
    どちらにいくにしても踏み跡は・・・

    直登する方向に登って行くがヤブこぎとなってしまう。時々赤のビニールテープが現れる。
    なるほどといったルートに付いていないので付けた方は・・・
    参考にしつつも方向を見定めもっと歩きやすい所を探しながら適当に登る。
    山頂直前の笹の原に出ると・・・ジャーン・・・超長いピンクテープが垂れ下がっている。
    下山時の方向確認の為に付けたものではと思われるが、それにしても長〜い。

    狭い北峰山頂は樹木に囲まれているが、樹間に池口岳、光岳、信濃俣、鶏冠山南峰、中ノ尾根山が僅かに見える。
    軽い昼食後笹を漕いで最高峰の南峰に向う。鞍部付近からは岩稜帯となる。
    鶏冠岩のピークでは運悪くガスに包まれてしまう。トサカの岩場伝いに南峰との鞍部に下る。
    鞍部から少しの間樹木が切れ、お花畑の中を登る。鶏冠岩、北峰、池口岳が見えナカナカ良い所である。

    樹林帯に入り登って行くと小広場となった南峰に着く。展望は全くない。
    広場中央に標石が設置されている。文字が判読できない・・・これも御料局三角点?のようである。
    ここまで7時間半かかっている。もう12時であるので長居はできない。
    ガスで周囲の景色がめまぐるしくかわる中、鶏冠岩直下の巻き道を通って北峰に戻り下山を開始する。

    付けた赤テープを頼りに分岐する尾根に入らないように注意、多少コースを外れながら順調に下山する。
    龍渕寺(リュウエンジ)に寄りピンコロカエルのナーム君と再会、「観音霊水」と「かぐらの湯割引券」をゲットする。
    かぐらの湯で2時間近く入浴し、なんと2時間30分で浜松の自宅に戻る。これは自己最高新記録である!

    尚、登ったルートに分かりやすいように赤テープを追加しておきました。
    特に西尾根〜シャクナゲ登山口間の下山時に役立つと思います。

  • 一言

    予想はしていたが体力、時間の必要な厳しい山であった。しかし充実感は得られた。