静岡の百山・山梨百名山

笹山(黒河内岳) 2733m(2717.6m)


     笹山周辺地図      YAHOO地図      国土地理院

     

  • 登山日          2010年6月6日

  • 移動行程

     2010-06-05     移動

      自宅→浜松西IC→清水IC→身延→早川町→[奈良田吊橋駐車場]泊

     2010-06-06     笹山

      奈良田吊橋駐車場→早川町→身延→清水IC→浜松西IC→極楽湯佐鳴台店→自宅

  • 登山行程

      5:45  吊橋駐車場(4:30)→発電施設→登山口→導水施設→神社跡→水場分岐→崩壊地→窪地→(10:15)笹山

      3:00  北峰往復→笹山(11:15)→窪地→崩壊地→水場分岐→神社跡→導水施設→登山口→(14:15)駐車場

  • 詳細

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    吊橋と取付尾根 ⇒
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    涸沢を横切る ⇒
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    第三発電所を右へ ⇒
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    巡視道を登る ⇒
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    導水施設を上から覗く ⇒
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    ギンラン ⇒
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    神社跡とラブラブの木 ⇒
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    ギンリョウソウがアチコチに ⇒
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    ツツジ咲く尾根道を行く ⇒
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    水場分岐を通過 ⇒
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    クサイ!熊の糞 ⇒
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    イワカガミ ⇒
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    崩壊地の際を登る ⇒
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    崩壊地からの北岳、鳳凰山⇒
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    二重山稜の窪地に出る ⇒
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    窪地の先で雪が現れる ⇒
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    滑りながら一歩ずつ ⇒
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    富士山が消える! ⇒
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    笹山三角点にて ⇒
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    笹山にて ⇒
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    笹山北峰へ向う ⇒
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    笹山北峰にて ⇒
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    聖岳(左奥)と荒川岳 ⇒
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    蝙蝠岳(左)と塩見岳 ⇒

    笹山はなかなか奥深い山である。広河内岳から南下、または奈良田越から北上する場合、日帰りは無理?である。
    昔からあった東尾根ルートは一般的ではなかったが、最近整備されたとのことなので歩いてみることにする。
    地図を見るとダムから山頂まで標高差は1900m、直線距離で約5kmとかなりきつそうである。
    前日吊橋の駐車場まで入り車中泊し翌日に備える。

    明るくなった4時半に駐車場を出発、笹山道標のある吊橋を渡り(奈良田八幡社公園を)すぐ左折する。
    発電所取付け道路を南下、発電施設を右に見てその先で涸沢を横切ると奈良田第三発電所の施設に出る。
    ここを右折しダートの道を進むと、終点が小さな道標のある笹山登山口である。
    ここから導水管沿いに、鉄パイプで組まれた手すりのある巡視道を、導水施設がある所までジグザグに登る。

    導水施設の金網沿いにゆき、急な尾根の斜面を登り切ると大木の並ぶ平坦地に出る。
    壊れた小さな神社跡がある。昔この大木はご神木だった?今もそうかも・・・
    ここから先、所々ツツジ咲く尾根道を登ってゆく。ギンリョウソウも多い。

    1600m付近に水場分岐があり、1900m付近にくると異様な臭いが・・・クンクン・・・クマの糞が落ちている。
    黒くなっているがかなり匂う。付近の木には熊のツメ跡が残っている。この先点々と臭いので用心用心・・・
    2000m前後はかなり傾斜がキツクなる。ピンクのイワカガミが所々で咲き始めている。
    2150m付近は北側が崩壊地で雪を纏った白河内岳〜大籠岳の稜線、奥に北岳が顔を出す大展望地である。

    登りきると残雪がある二重山稜となった窪地に出る。どちらから行こうか?左が正解のようだが・・・
    右に行くと赤テープがあるのでこちらを行く。左の高い主尾根を意識、右に行かないように気をつけ進む。
    雪に足を取られながら登り二重山稜の合流点に出る。ここから山頂まで所々残雪のある樹林帯の中の急登が続く。

    雪の斜面を登りきると樹木に囲まれた笹山の広場に着く。三等三角点は南側のヤブの片隅にある。
    富士山が見えていたが、東側180度はガスが押し寄せ展望が瞬く間に無くなってしまう。
    最高峰の北峰へは10分弱である。こちらは樹木がなく360度の大展望地の筈だが・・・ガスで西側180度のみ。
    でも素晴しい!聖岳〜荒川岳、正面に蝙蝠岳、塩見岳、遠く中央ア、北アが展開する。

    帰りは一貫して下り、岩のほとんどないソフトな斜面なので下山時間は登りの半分程度である。
    導水管横の巡視道を下っていると登って来るツアー?の団体が・・・昔乙女5名と凄い荷物の昔青年の業者?1名。
    ピストンとのことだが何処で泊まるのだろうか?明日は天気がイマイチのようだが・・・
    商売となると登山も大変である。

    尚、このコースは赤テープがアチコチにある。(分かりずらい所は我々も更にテープを追加したので目障り?)
    危険なところが少ない長丁場のコースで、一般登山道と変わりないような感じであった。

  • 一言

    標高差1900m、日帰りはキツイが北峰からの大展望、新緑、静寂さはそれに見合う素晴しさであった。